「仕事のできる人とできない人の違いってなんだろう?どうすれば仕事のできる人になれるのだろうか?」
そんなふうに考えたことはありませんか。
実は仕事のできる人とできない人には明確な違いがあります。そしてそれを知ったうえで行動することが、成長するためにはとても重要です。
変化の大きい現代、多くの企業は、じっくり時間をかけて人を育てる余裕が無いと言われています。つまり、自ら成長し磨かれる人材が社会に求められているのです。
この記事では、「5億積んでも欲しい人 今すつやめて欲しい人」(染谷和巳氏著)を参考にして、仕事のできる人・できない人の特徴、そしてできる人になるための仕事術をまとめています。明日から使えることなので、是非参考にしてください。
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1.仕事のできる人・できない人を分ける6つのこととは
「突出したスキルで会社に貢献している」、「圧倒的な売り上げを上げている」、などの目に見えた違いはもちろん重要ですが、本当に大事なのはそれを支えている日々の行動や意識の持ち方です。
今からご紹介する6つの違いは、どんな仕事にも共通することなので、自分の仕事をイメージしながら確認しましょう。
1-1.社会人としての基本が徹底されているか
時間を守れている、正しく敬語が使えている、報連相がなされているなど、社会人としてまず身につけるべき基本を徹底しましょう。どんな仕事をしていようと、「一人の社会人である」という部分に違いはありません。まずは社会人としてのビジネスマナー・基本を徹身に付けることが重要です。
1-2.大量行動を実践し仕事のスピードを高められるか
仕事の成果は、“仕事の量”と“仕事の質”の掛け算で決まります。量は増やすということは、仕事のスピードを高め絶対的な仕事量をこなしていくことが前提条件。もちろん、仕事の納期を守ることは当然です。仕事の中で様々なスキルが求められる今、たった1つのことだけをやって給料をもらうことは不可能と言ってもいいでしょう。大量の仕事の中で流されていくのか、自らコントロールできるのかが仕事のできる人とできない人の違いです。
1-3.頭脳を酷使し、思考し続けられるか
大量の仕事をさばいても、それを流れ作業にしてただこなしているだけでは自分のスキルとして身につけることはできません。そこに深く意識を向け、頭を使うことができる人の仕事術です。その時に注意したいのは、ちょっと考えたぐらいで、考えた気になってしまうこと。2000年代初頭に比べて、現在世の中に流通する情報量は530倍以上に増えていると言われています。つまり今は、簡単に情報が手に入る時代。浅い考えや知識の価値は下がっています。大勢の中から一歩抜け出すには、自分だけでなくの他人の知識や経験をも借りて、徹底的に考えぬくことが大事です。
1-4.先を読んだ仕事ができるか
自分の仕事の目的は何なのか、自分の仕事が会社のどんな成果につながっているのか、明確に答えることができますか?目の前のことに一生懸命になることは重要ですが、差をつけるには未来をイメージしておくことが必要です。また、目先の報酬だけにとらわれてはいけません。1つの仕事がうまくいったからといって、それが直接給料アップにつながらないことは大いにあり得ます。仕事の報酬はまず仕事でもらい、徐々に大きな仕事を任せてもらえるようになり、時間差で金額的な報酬が返ってくるものです。自分目線・会社目線の両方から、長期的な視点を持って仕事をしましょう。
1-5.変化に柔軟に対応できるか
ひとり1台スマートフォンを持ち、簡単に情報のやり取りができるようになっている現代の様子は、15年前には誰も予測できなかったでしょう。技術の進化で、この先も仕事のあり方や大きく変わってくることは間違いありません。この時に、古いやり方にしがみつくのではなく、時代の流れに合わせて変化できる勇気を持ちましょう。そこには想像もつかないようなチャンスが広がっています。
1-6.組織で力を発揮できるか
仕事をする以上、人との関り合いは避けられません。人を巻き込み、人の力を引き出し、自分一人ではなし得ることのできない結果を作れる人がこれからの時代に求められます。
そこで重要なのが「ビジョンを描き仲間と共有すること」、「コミュニケーションに遠慮をしないこと」、そして「仕事の聖域を作らないこと」。自分だけでなく、周りのメンバーとともに仕事のできる人になりましょう。
2.「仕事のできる人」になるための行動は難しくない
仕事のできる人とできない人を分ける6つのことを読んで、
・自分にはできない
・難しい
・やる気が起きない
と感じた方もいるかもしれません。
ですが、日々の業務の中で、6つのことを取り入れるのは決して難しいことではないのです。
具体的に行動に落とし込むためのポイントは「少しずつ始める」ことです。上に書かれた6つのことを最初からすべて実行するのはとても難しいでしょう。例えば、仕事のスピードを上げながら質も高めるという試みは、慣れていないとスピードと質の両方が下がってしまい逆効果になりかねません。まずは、負担なくできそうなこと1つに集中して取り組みましょう。遠回りのように思うかもしれませんが、結局はこれが仕事のできる人への近道です。
3.仕事の中で日々成長するためにはPDCAサイクルが重要
仕事のできる人になるための行動を決めたら、それが正しく実施できているか?どれくらい成長できたのか?仕事にどう結び付いたのか?を必ず振り返りしましょう。そして振り返りの結果から新たな行動を決めましょう。
このように、計画⇒実行⇒振り返り⇒改善行動をする一連の流れをPDCAサイクルといいます。重要でありながら多くの人が見落としがちな振り返りのPDCAサイクルを回し、成長を加速させましょう。
4.まとめ
仕事のできる人になるための近道はありません。まずは、仕事のできる人とできない人の違いを理解すること。自分の意識を変え、日々の行動を変えていくこと。そしてこれらを継続していくことが大事です。
ぜひ明日からの仕事に活かしていただき、仕事のできる人になりましょう。