自分の将来が決まる。就職活動はまさにそのような機会の一つではないでしょうか。
社会人として自身のキャリアを描いていく一番初めの会社を決める。ただ闇雲に入社試験を受けるだけでは入社後に得られるものは一つもなく、そのまま会社を去る方は毎年少なくありません。
・定年まで勤める
・経験を引き下げてキャリアアップのために転職する
・自分の強みを更に活かすために起業する
「最終的に自身が選ぶキャリアに向けて就活は有意義な時間にしたい。」
失敗しない就職活動を実現するためには、自分のなりたい未来の軸を定めてそこに向けた選択を進めることが大事なのです。
働き方について考えて書く人。就活全敗もブラック企業でトップ成績→人間不信で会社辞める→自己価値UPで自信をつけて復帰→年間100名採用を担当→Twitterとブログでキャリア情報発信|ES添削200名以上!主に「自分の働く場所を見つける」カテゴリを担当します。DMでES・ガクチカ添削を受けているので気軽にTwitterフォローしてお声がけください。Twitter
見出し
1.選択肢を先に決めない!ブレない基準の自分軸
就活を始める際、多くの学生が以下のような疑問に直面します。
「どの企業を選ぶべきか?」
いろんな人に相談したい。でも実際は正解を持っているのは自分です。
友人や家族、先輩の意見に惑わされず、自分自身の基準を持つことが、就活での成功への第一歩です。
この章では、自分軸の重要性やブレない自分を作るための具体的なアプローチについて詳しく説明します。
1−1.自分軸の重要性
まず、なぜ自分軸が就活において重要なのかを考えましょう。
自分軸を持つことの利点は多岐にわたります。
また、自分軸がブレない限り、他人の意見や外部のプレッシャーに左右されず、自分の選択に自信を持つことができます。さらに、自分軸を持っている人は、職場での適応力が高まり、長期的なキャリアの構築にも役立ちます。
1−2.自分軸を築くための4つのステップ
では、具体的に自分軸を築くためにどのようなステップを踏むべきでしょうか。
最初に行うべきことは、自己分析です。
自分の強みと弱み、興味や趣味、キャリア目標を整理しましょう。過去の成功体験や挫折から学び、自分自身を客観的に見つめることが大切です。
次に、なりたい自分像を明確に設定します。
将来のキャリア目標や生活のビジョンを描き出し、それを実現するために必要なスキルや経験を考えましょう。
特に将来の自分像は就職のみならず、入社後にも自身のキャリア形成など向き合うことが多くなるため、日々考えてアウトプットできるようにしておくことはとても重要です。
自分の価値観を明確にし、どのような仕事環境や企業文化が自分に合うかを考えます。
例えば、チームでの協力を重視するならば、その点に合致する企業を選ぶことが重要です。
最後は思考した自分の思いや理想をアウトプットする力を養うことです。
自分軸を持つためには、自己表現力やコミュニケーションスキルの向上も必要です。自分の考えや価値観を他人に伝える力があれば、企業選びや面接での印象も良くなります。
1−3.就活を失敗しない自分軸の保ち方
自分軸を築いたら、それをブレさせないように維持する方法も考えましょう。
外部の意見や状況に振り回されないために、定期的な自己評価やキャリアの見直しを行うことが大切なのです。
また、自分軸を守るために、自分自身の信念を強化し、自己肯定感を高めることも重要です。
自分軸を持つことは、就活で成功するための基盤です。
自分自身を知り、なりたい自分像を明確にし、それに基づいて企業選びを行うことで、適切なキャリアのコンパスを見つけることができます。
自己分析と自己啓発を通じて、ブレない基準の自分軸を築き、成功への一歩を踏み出しましょう。自分軸がしっかりとあれば、失敗しない就活が近づきます。
2.職種の領域だけで決めてはいけない!失敗する就活事例と企業選択の始め方
多くの学生が、就活を始める際に最初に考えることは、どの職種に就くかということです。しかし、このアプローチは時に就活の失敗につながります。
職種の領域に固執せず、企業選択を考える際には、考え方やビジョンに注力することが成功への第一歩となります。
この章では、「職種の領域で決めてはいけない!企業選択の始め方」に焦点を当て、具体的なアプローチやポイントを詳細に説明します。
2−1.悲しい現実。就活の失敗要因は職種の領域にとらわれること
就活生がよく陥る失敗の要因の一つは、特定の職種にこだわりすぎることです。
自分が将来何になりたいかを考えることは重要ですが、その過程で企業選びを職種の枠組みに縛られることは避けるべきです。
なぜなら、現代のビジネス環境は急速に変化し、一生涯にわたって同じ職種にとどまることは難しいからです。
やりたかった業種に部内で這い上がる前に会社としてその事業を撤退したとしたら・・・。
あなたが会社でしようとしていたことは一体何だったのでしょうか?
この絶望を味わないためにも、新しい視点で企業選びを実施しなければならないのです。
2−2.企業選択の新しい視点!就活を失敗する人は在り方ではなく、やり方にばかり気を使う
多くの学生が就活を迎える際、焦点を職務内容や企業の評判に置きがちです。
しかし、そのやり方では失敗するケースが増えています。
多くの学生が就活を開始する際、次のような状況に直面します。
友人や家族からの影響を受け、あるいは成功者の経験に触発され、企業選びや面接対策に集中します。
こうした「やり方」への気配りは重要ですが、それだけでは本当の成功には繋がりません。なぜなら、成功には在り方、つまり自己理解や自己肯定感、適切なマインドセットが欠かせないからです。
そこで重要な在り方を磨く、三つの方法を以下にご紹介します。
1)自己理解
自己理解は、自分自身を知るための基盤です。自分の強みや弱み、興味、価値観を理解することで、どの企業や職種が最適かを見極めるのに役立ちます。また、自己理解を深めることで、面接やエントリーシートの回答が説得力を持つものとなります。
2)自己肯定感
自己肯定感は、自信を持ち、困難な状況に立ち向かう力を養うのに重要です。失敗や挫折がつきものの就活において、自己肯定感が低いと、自信を持ってアピールできない可能性が高まります。在り方を強化することで、自己肯定感を高めることができます。
3)適切なマインドセット
適切なマインドセットは、失敗への対処や学習意欲を決定づけます。困難に立ち向かう意志や柔軟性、成長志向を持つことが、就活のストレスや挫折に打ち勝つ鍵となります。自己肯定感と共に、適切なマインドセットを育むことが必要です。
ここでは在り方のレベルを向上させる3つの方法としてご紹介させていただきます。
1)自己啓発
自己啓発は、自分自身を向上させるための有力な手段です。本を読んだり、セミナーやワークショップに参加したりして、自己理解やマインドセットの向上に努めましょう。
2)メンターシップ
メンターからのアドバイスや指導は、在り方を向上させるのに役立ちます。経験豊富な人から学び、自己肯定感を高めるサポートを受けましょう。
3)自己評価
自己評価は、自分の強みと弱みを客観的に把握する手助けとなります。定期的な自己評価を通じて、在り方を改善しましょう。
就活において、成功への第一歩は、在り方に焦点を当てることです。自己理解、自己肯定感、適切なマインドセットを育て、失敗しない就活を実現しましょう。やり方は大切ですが、その土台となる在り方が揺るぎないものであれば、より確かな成功への道を歩むことができます。自己成長を重ね、在り方を磨くことで、より充実した就活が実現します。
2−3.未来永劫同じ仕事をしているとは限らない
時代は日々変化していきます。
今やりたいと考える仕事が10年後同じように存在している保証は残念ながらできません。
現代のビジネス環境は急速に変化しており、これからのキャリアにおいて同じ職種や業界で一生を過ごすことは難しい時代です。技術の進化や市場の変動、国際的な状況の変化などが、職種や業界に影響を与えていることを就活前から事実として知っておく必要があるのです。
将来、職種や役割が変わることは避けられません。新たな技術や業界のトレンドに合わせて自身のキャリアをアップデートし、適応力を持つことが求められます。
また、一つの職種や業界に縛られず、幅広いスキルを習得することは、未来のキャリアにおいて有利です。異なる分野での経験やスキルが、新たな機会を引き寄せる要因となります。
考え方に柔軟性を持つことは、自己成長と挑戦の機会を提供します。新しい環境や職種への移行は、新たな見識を得る機会であり、自身のキャリアにプラスとなることが多いです。
就活中に計画を立てるのは良いことですが、柔軟に変化に対応し、新しい機会を探す姿勢を持つことが成功への道を拓くでしょう。
2−4.職種や業界は自分の得意で楽しいことを伸ばせるジャンルで絞り始める
最終的には経験には敵わないのです。
視野広く見渡し、攻め込む時は自分の強みを活かす。そのために前章の自己分析などが役に立つのです。
多くの学生が、将来のキャリアを考える際に、社会的な期待や安定性に基づいて職種や業界を選びがちです。しかし、このアプローチは自己満足感や充実感を得るためには十分ではありません。
むしろ、自分の得意で楽しいことを追求することが、長期的な成功の鍵となります。
自分の得意で楽しいことを追求することは、モチベーションを維持するために不可欠です。仕事が楽しく、自分に向いていると感じることで、長期的に高いパフォーマンスを発揮することができます。
得意なことを伸ばすことで、自己成長の速度が加速します。自分の強みを活かす仕事は、スキルの向上や専門知識の獲得につながります。
2−5.学ぶ意志と行動が全て!失敗しない就活をするための企業を絞り込む方法
自分の得意で楽しいことを見つけ、職種や業界を絞り込むためには、以下の方法が役立ちます。
自分が興味を持つ分野や趣味を追求しましょう。興味があることに時間を費やすことで、自分の得意な分野を見つける手がかりが得られます。
特に時間を費やし得られた成果や経験にはあなただけのストーリーが作り上げられるので、面接の時など就活の選考でも興味を持って話を聞いてもらえる可能性は高くなります。
採用担当者に興味を持ってもらえればあなたの魅力を話しやすくなるため、ジャンルを絞り込む時だけでなくその先の就職活動においてあなたが意欲的に取り組み、費やした時間はとても価値のあるものになります。
厳しい言い方かもしれませんが、考えたことを口に出して言うことは難しいことではありません。
世の中には口だけの人や口うるさい人はたくさんいて、そのような人の存在は捉え方によっては自身の成長につながるところもありますが、一般的にはあまりポジティブに受け入れられないことが多いです。
口うるさい人特徴と前向きにとらえる方法については関連記事「口うるさい人は大事にすべき!成長から目を背けない3つの助言の受け入れ方」をご覧ください。
あなた自身が”口だけの人”なのか”そうでない人”なのかは自身の行動としてわかるものです。
なりたいものがあるのに、そのことについて一切情報を持ち合わせていなかったり、実現のために行動をしていない人がいたら。
と相手に思われても仕方ありません。
自分が得意なスキルを磨き上げ、その分野での専門性を高めるための行動を起こしましょう。
スキルの高さは、自分が活躍できる分野を広げるのです。
他の人と交流し、異なる分野や業界の情報を収集しましょう。
例えば気になる企業のOBを訪問したり、友人の交流などをもとに自分が欲しい情報を集める行動を起こすことが大切です。
もちろん集めた情報はあなたの選考が進めば進むほど、役に立つ情報ばかりなので、自身で聞けるものを、集められるものを積極的に揃えるようにしましょう。
新たな視点を得ることで、自分の興味と適性を発見することができます。
自分の得意で楽しいことを伸ばすジャンルで絞り始めることは、充実したキャリアを築くための重要なステップです。
自己評価と自己理解を通じて、自分の強みや興味を把握し、それを活かす仕事を見つけましょう。
得意で楽しいことを追求することで、モチベーションが高まり、自己成長が促進されます。成功への道を切り開くために、自分の力を最大限に発揮しましょう。
3.現在基準で決めてはいけない!今の職種がなくなるかもしれないVUCA時代
VUCAとは、
・不確実性(Volatility)
・不確実性(Uncertainty)
・複雑性(Complexity)
・曖昧性(Ambiguity)
の4つの要素を表す言葉です。
これらの内容を要約すると、現代のビジネス環境を特徴づけ、個人や組織に大きな影響を与え「先行きが不透明で将来の予測が困難な状態」を意味する言葉として使われることが多いです。
予測困難なこの時代を企業が生き抜くには情報収集能力、思考力、行動力のスキルは必須であり、それをビジネスに活かすためには現状を正しく理解し、それに向けて自分の考え方をまとめておくことが大事になります。
この章では、VUCA時代の概要を解説し、今の職種がなくなる可能性について考察します。
3−1.人や世界は変化していく!Volatility(変動性)
Volatility(変動性)とは、日常生活やビジネスにおいて、事象や状況が急激かつ不規則に変化する性質を指します。
この変動性は、さまざまな要因によって引き起こされ、個人や組織に影響を及ぼします。
いつも最先端な情報に目を向けるようにしていきましょう。
次に、変動性の具体的な事例として、テクノロジーと職業の変化を見てみましょう。
テクノロジーは年々、急速に進化しており、新たなデバイスやアプリケーションが頻繁に登場します。
たとえば、スマートフォンの普及により、コミュニケーションや情報アクセスが劇的に変化し、これにより、ビジネスや日常生活が大きく変動しました。
また、テクノロジーの進化に伴い、職業も変化しています。
一部の職種は自動化され、新たな職種が登場しています。
例えば、デジタルマーケティングの専門家やデータサイエンティストなど、新しいスキルと知識が求められる職業が増えています。
まとめると、変動性は、現代社会において不可避の要素となっています。
テクノロジーの進化や職業の変化により、個人と組織は柔軟性を持ち、変動に適応する必要が出てきたからです。
変動性を受け入れ、変化をチャンスと捉える姿勢が、個人と組織の成功につながります。
これからの世界は不確実性と変動性が増す一方ですが、その中で新たな機会と成長を見出すことができることを忘れないようにしましょう。
3−2.”絶対の世界”は存在しない!Uncertainty(不確実性)
Uncertainty(不確実性)とは、未来の出来事や結果が予測できない状態を指します。
この不確実性は、私たちの生活に常に存在し、ビジネス戦略の策定や個人の決断に大きな影響を与えます。
例えば、農業においては職種そのものが天候に依存する業態であり、不確実性が高い分野の一つです。
異常気象や気候変動により、収穫量や品質に影響が及び、農業経営者は予測困難な状況に立ち向かわなければなりません。
その点で言うと技術革新も不確実性のひとつと言えます。
新しいテクノロジーの登場は、ビジネスにおける不確実性を高める要因の一つです。
競争が激化し、市場が変動する中で、企業は新たなテクノロジーの導入や適応に迅速に対応する必要があります。
ロシア、ウクライナの戦争は記憶に新しいですが、国際的な危機や政治的な不確実性は、世界経済や国際関係に大きな影響を与えることがあります。
たとえば、金融危機や国際的な対立が市場に不確実性をもたらし、企業や個人の意思決定に影響を及ぼします。
絶対の世界は存在せず、不確実性が私たちの生活とビジネスに不可避の要素として存在します。
しかし、不確実性を恐れずに、柔軟性と適応力を発揮し、リスク管理を行うことで、新たな機会を見つけ、成功を収めることができます。
不確実性を乗り越え、変化をチャンスと捉える姿勢を持つことが、個人と組織の成長と繁栄につながるのです。
3−3.一筋縄ではうまくいかない!Complexity(複雑性)
複雑性(Complexity)は、問題や課題が多くの要因や関係性によって複雑化している状態を指します。
この複雑性は、情報やデータの処理、意思決定、戦略の策定などにおいて、特に難解な課題をもたらします。
たとえば、多国籍企業のグローバルサプライチェーンは、さまざまな国や地域での取引、物流、規制に関わる複雑性が高い業務です。
国際的な貿易紛争や自然災害による影響は、サプライチェーンに大きな課題をもたらすのです。
また、ITなどの発展により、ビッグデータの時代において、膨大なデータを分析し、意思決定に活かすことは複雑なプロセスです。データの収集、整理、解釈に関連する課題が複雑性を増加させます。
複雑性は私たちの生活とビジネスに不可避の要素として存在し、特に現代社会ではますます顕著です。
しかし、複雑性を受け入れ、適切なスキルとアプローチを駆使して対処することで、新たな機会を見つけ、課題に立ち向かうことができます。
3−4.過去の成功事例は過去の産物!Ambiguity(曖昧性)
曖昧性(Ambiguity)は、情報や状況が不明瞭で理解しにくい状態を指します。
これは、過去の成功事例やパターンが将来に適用できない可能性を意味します。
曖昧性は、意思決定や戦略策定において課題となります。
曖昧性がどのような影響を与えるのかいくつかの例を見てみましょう。
金融市場では、過去のデータや成功事例を元に投資判断を行います。
しかし、市場は常に変動し、過去のパターンが将来に適用できないことがあります。
曖昧性の高い市場では、リスク管理が難しくなります。
また、新製品を市場に導入する際には、競合他社の動向や顧客の需要を予測する必要があります。
しかし、市場の変動や予測不可能な要因により、曖昧性が高まり、成功を保証することは難しいです。
曖昧性の高い状況では、フレキシビリティと柔軟性を持つことが重要です。
計画や戦略において、変更に対応できる準備をすることが求められます。
曖昧性を踏まえ、複数のシナリオを検討し、リスクを最小限に抑えるための戦略を立てることで異なる状況に対応できる計画を作成する、失敗から得た教訓を活かし、戦略やアプローチを修正していくなどの対処が大切であり、そのような人材は多くの企業で求められます。
曖昧性は過去の成功事例やパターンが将来に適用できない可能性を示し、個人と組織にとって課題となります。
しかし、多くの就職希望者がいる中で、曖昧性を受け入れ、柔軟性と適応力を発揮することができれば、リスク管理を行い、新たな機会を見つけ、成功を収めることができます。
過去の成功に縛られず、未知の未来に向かって進みましょう。
4.能動的に動き考える強さが必須!就活を充実させる主体性
主体性は、自分から積極的に行動し、意思決定をし、問題に対処し、目標を達成しようとする能力です。
主体性のある人は、自分の人生やキャリアに責任を持ち、自己成長を促進するため、採用担当者が就活生を評価するひとつのポイントになるのです。
この章では、就活においてなぜ主体性が必要であるか、その重要性を具体的な事例を交えながら詳しく説明します。
主体性のある学生は、自己分析を行い、自分の強みや弱点を正直に評価します。
そして、それを踏まえて具体的なキャリア目標を設定します。
自分の将来を真剣に考えることができる人は意外と多くはありません。
自己分析を怠り、他人任せにする学生は、適切な職業選択が難しくなります。
他力本願にはならず、自身の未来について自分ごとで考えることが主体性を発揮する第一歩です。
主体性のある学生は、目標を達成するために具体的なアクションプランを策定します。
例えば、特定の企業に応募する際に、その企業の研究を行い、自分だからこそ伝えられる印象に残る自己PRを準備することができます。
一方で、主体性が低い学生は、適当に応募し十分な準備を怠る可能性が高いため、どんなに多くの会社にエントリーシートを提出しても面接にすら進むことができずに書類審査を通過することができずに落ち続けることになるのです。
主体性があることで、結果との接点が多くなるため、必然とその結果を受け入れやすくなる傾向があります。
しかし、主体性をもって行動していることで結果をポジティブに受け止めることが可能となり、経験を学びに移すことができるのです。
主体性のある学生は、困難や挫折にも立ち向かう力を持っています。
失敗から学び、改善策を見つけ出す姿勢があります。
一方、主体性が低い学生は、困難に対処しようとせず、すぐに諦めることがあります。
行動を起こす考え方を身につけていきましょう。
5.先輩はこうしていた!筆者に相談した就活生の事例集
これらの事例は、主体性を発揮し、適切な戦略を持ち、困難に立ち向かった学生たちの結果なので少しでも共感できるところがあったら真似してみてください。
5−1.情報収集を一次情報に絞りネットワークを駆使したAさん
ひとと話すことが好きだったため、いろんな人やその人の発信から最新の情報を得ることを自分のキャリアに活かしてみてはどうかとコメントしました。その後、Aさんは、積極的にネットワークを構築していきました。
彼は業界関連のイベントやセミナーに頻繁に参加し、積極的に会話をすることで業界のプロフェッショナルとコネクションを築いていました。
また、SNSを活用して、リアルの場で気づいた関係性を中心に発信されている業界の最新トレンドや求人情報を収集しました。
彼の主体性は、自分から企業にアプローチし、面談の機会を積極的に作り出す姿勢に表れていました。
中には彼のネットワークを通じて、企業の人事担当者が直接彼との接点を持ち、最終的に希望する会社への内定を勝ち取ることができました。
自分の社交性という強みを武器に主体性を発揮して行動した結果得られた成果でした。
5−2.短期間の体験で視野を広げたインターンシップを活用したBさん
Bさんは、大学生活中に複数のインターンシップに参加しました。
彼は自分の興味を追求し、さまざまな業界と企業を経験しました。
中には自分の好きなことを活用してお客様の役に立ちたいという思い描いた世界と乖離した職場もあったようですが、その時の挫折を学びに変えて自分のキャリア目標を明確にし、どの分野に進むかを決定しました。
また、インターンシップを通じて、優れた実務経験と専門知識を獲得しました。
これらの経験は、彼の履歴書と面接で輝かしい成績を示す材料となり、面接では沈黙知らずで自身の考えをしっかりと面接官に伝えることができ、理想の職に就く一助となりました。
5−3.不器用でも諦めないのが大事!過去の失敗からの学び内定を勝ち取ったCさん
Cさんは、就活生として臨んだ最初の面接で不合格となり、失意のどん底にありました。
その当時一番いきたいと思っていた企業からの不採用通知。
かなり凹んでいたと言っていました。
しかし、立ち止まっているわけには行かないため、彼は主体性を発揮し、失敗から学ぶ姿勢を持ちました。
彼は自己分析を徹底的に行い、なぜ1回目の面接でうまく自分のことを伝えられなかったのか、失敗の原因を特定しました。
そこで、彼は模擬面接や面接練習に積極的に参加し、自分の弱点を克服しました。
その結果、次の面接で合格し、第二希望ではあったものの、自分が行きたいと考えていた企業で理想の職に就くことができました。
彼の主体性と学びの姿勢が、逆境を克服する鍵となりました。
これらの事例は、主体性を持つことが就活においてどれほど重要であるかを示しています。
主体性を発揮した学生たちは、自己分析やネットワーク構築、インターンシップの活用、失敗からの学び、目標志向などの要素において成功を収めました。
彼らは困難や挫折に直面しながらも、自分から積極的に行動し、自己成長を遂げ、理想のキャリアに向かって進んでいきました。
過去の成功事例から学び、自己分析を深め、目標を明確に設定しましょう。
そして、自分から行動し、困難に立ち向かう強さを発揮し、理想のキャリアを築いていく道を歩みましょう。
6.まとめ
就活で失敗しない企業選びのコツと、就職活動を進める第一歩の踏み出し方について解説してきました。
特に最後の事例はなりたい自分像を引き寄せる意味では考え方に良い影響を与えたのではないでしょうか。
自分の軸を明確にして主体性を持って行動した先には必ずあなたの良い未来が待っています。
まずは自分を理解し、アウトプットするための準備から始めましょう。より良い面接をするためにこの記事でご紹介した内容を実践していただけましたら何よりです。