気になることや、自分の考え方と反することがあると、そのことに口を出してくる人は学校や会社などどの環境においても存在するでしょう。
「またあの人に怒られた」
「またあの人が問題を起こしたよ…」
気がついたら周囲からは”あの人”と言われるようになり、口うるさく、鬱陶しい存在にされている人が多くいます。
しかし、この鬱陶しい人がいることで、自己の成長やチームの成長につながることから目を背けるのはもったいないです。
仮にその人に問題があるにせよ、独自の視点や考え方など、その人しか気付けていないプラス要素から目を背けるのは、マイナスになるのです。
そこでこの記事では、口うるさい人から学ぶその人の重要性と成長から目を背けない受け入れ方についてお伝えします。
重要なのはその人を一人の人間として向き合うことと、受け止める自分次第で同じ内容でも結果が異なると言うことを理解することです。
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1.注意してくれる人は大切に

そもそもなぜ口うるさい人は”鬱陶しい”というように見られてしまうのでしょうか。
多くの人は自分にとってマイナスに感じられるところを口に出されることを嫌うため、「この人鬱陶しいな」と思うようです。しかし、この口うるさい人は、現在ではかなり貴重な人だということを忘れてはいけません。
注意をしたくらいで暴力事件や殺人事件にまで発展してしまう昨今の日本の状況において、人に面と向かって注意をすること自体が珍しい光景となってきているのです。
つまり、あなたが「口うるさいな」と思っている人は以下のような流れで気づいたことを伝えてくれているのです。
1)あなたの見えない問題点に気づく
2)時間と労力がかかるけども伝えたいと思う
3)なんて言われるかわからないけど、口に出そうと決意をする
4)実際に面と向かってあなたに言う
本人の自覚の有無は別にして、以上のようなステップであなたに声かけをしてくれていることを理解すると、その人の見え方も変わってくるのではないでしょうか。
また話をしっかりと聞いてみると、中には「確かにそうなんだよな」と納得できる内容も入っていることがあります。みんなが鬱陶しく思っているからと言う理由でその人を見ることが、情報を遮断してしまうことにつながるかもしれません。
注意してくれる人は大切にしましょう。
2.受け入れ方次第で心強い味方に!存在承認で心を掴む

口うるさい人についての印象を聞くと、多くの方は、「性格に難ありの人」と答えます。ひねくれていたり、素直ではないなどの個人差はありますが、うまく自分を表に出せない方が多い印象のようです。
周りから勘違いされてしまうことが多く、あなたが思っている印象とその人の本質は異なる可能性が高いと言うことは理解した方がいいでしょう。そのため、承認する、話を汲み取る、親身になって相談を聞くなどのことがきっかけで心を開いてくれるケースも多くありその結果、味方になって、ポジティブに多くの情報をあなたに教えてくれる存在になってくれる可能性があるのです。
もともと細かいことに気づくことに対して才能を持っている人です。仕事などで失敗を未然に食い止めることができるようになるかもしれません。あなたの視野を広げるためにも一度相手の意見を受け入れて自分のものとしてみてはいかがでしょうか。
相手の意見を聞く上で注意すべきことは以下の3点です。
1)注意してもらえる人が減るから凹んでも態度で見せない
注意されることは誰しもが嫌なことです。しかし、それを知った上で話してくれた相手の気持ちを尊重しましょう。ふてくされたり、自分を守るために敵意を見せたり、あからさまに落胆したような態度は、次の助言を失くします。
2)伝えてくれたことに感謝を示す
繰り返しになりますが、勇気を持って注意してくれたことに対して感謝の気持ちを伝えましょう。
あなたのその一言で伝えた側は、言って良かったと思い、口うるさい人から、あなたのことを思った進言をしてくれるアドバイザーへと変化していくのです。
3)納得しなくてもいずれ分かる時が来ると受け入れる
人は様々な意見や物事の見方をします。そのため、言われたことに対して納得ができなかったり、理不尽に感じることがあると思います。しかし、ここで大事なのは相手の目線に立って考えることです。これまでの自分では見えなかったことが見えている相手からの言葉は一度大事に受け取りましょう。
その上で自信にとって必要かどうかを判断すれば、誰も敵になることなくその場を終え、その上であなたの視野の向上等よい結果にたどり着くのです。
3.すべてを真に受けるのではなく、こうやって見てるんだーと納得する

ここまで口うるさい人の話には学ぶところがあるとお伝えしましたが、その人が言っていることが全てが正しいとは限りません。なぜなら、いくら細かいことに気づく人だとしても、その人の目線で見ている世界観なので、あなたと考えていることが根本的に違う可能性があるからです。
受け止める側の情報の取捨選択、そして受け取る側の心情も大切なのです。物事の受け取り方はその後の行動に大きく影響してきます。あなたは何か失敗をした時に、動揺してしまい、気持ちを落ち着けることに苦労した経験はありませんか?
このように、全ての忠告・助言を真正面から受け止めてしまっては、精神的にかなり負荷のかかることになります。ましてや、「口うるさい人」というレッテルを貼っている人からの意見に耳を傾けるのは、いくらポジティブに考えていたとしても容易ではありません。
はじめにその負のレッテルを外すことが大切なのですが、そのようなことができない方は、「この人はこうやって物事を見ているんだな、面白いな。」という気持ちで話を聞いてみると少し気持ちが楽になるでしょう。
リラックスした状態で話を聞くだけでも、冷静にその方が話している内容を受け入れやすくなるので、ぜひお試しください。精神的に疲弊してしまうのであれば、すべてにおいて全力で話を聞かなくても良いと言うことです。
4.まとめ
”口うるさい”と言われている人に関して、その重要性と自己成長のための付き合い方についてお伝えしました。
重要なのはその人を一人の人間として向き合うことと、受け止める自分次第で同じ内容でも結果が異なると言うことを理解することです。
人間関係においては、何事もバランスが大事です。
口うるさい人という偏見だけでその人を判断することはもったいないので、周囲にそのようなレッテルを貼られている人を見かけたら、まずはその情報を鵜呑みにせず、ご自身の目で見てみて、学べるところは吸収できるように向き合ってみてください。
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