南哲也さんインタビュー!海外で見たお客様の喜びを引き出すスタイル!

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キャリアを形成していく上で最も大切なことはロールモデルを見つけることではないでしょうか?

自分の目指す未来が明確になっていることで、
そこに向けてモチベーションを保つことができると思います。

この記事では
他の人生から自分のキャリアを固めるヒントをお伝えします。今回は生命保険業界で様々な記録を塗り替えられている、売れっ子ファイナンシャルプランナー南哲也さんにこれまでのキャリアと今後の目標についてお話をお聞きしました。※全3回に渡りお伝えします。
今回インタビューした人
南哲也(団長)さん

外資系生命保険会社 ファイナンシャルプランナー
現職に就く前は、高円寺(東京都杉並区)にて9年間にわたりたこ焼き屋さんを経営。

” For You “の精神で常にお客さまのことを第一に考えて商品をつくり、もてなす姿勢が評価され行列の絶えない伝説的な名店となる。2013年、そのスタンスを買われ外資系生命保険会社の幹部からスカウトを受け、現職に転向。

業界は変わっても” For You “の精神を貫き、入社初年度から数々の記録を樹立。世界的なレベルから見ても驚異的な記録を打ち立て、トップセールスパーソンとなる。「夢を描き、その実現を引き寄せる」普遍的な在り方の体現者として、日本全国から請われ、熱く語り歩いている。

メディア出演:
ひっぱりだこさん、9年間、ありがとうございました!
大手外資系生命保険会社で5年ぶりにルーキー全国記録を塗り替えたスゴい人!

海外で見つけた自分のやりたいビジネススタイル

編集部
ーどのような経緯で今の仕事をするようになりましたか?
南哲也さん
今の仕事を始めるまでに様々な経験をさせてもらいました。

高校を卒業して4年間のアルバイトで貯めたお金と奨学金を使って22~26歳の時に大学へ通いました。

大学卒業後は2年間、日本と東南アジアをヒッチハイクして旅して回ったんです。

経路は3日間かけて船で中国に渡って、台湾、韓国、中国、カンボジア、ラオスを回って日本へ帰ってくるというものです。

2年間、旅をしている中でAとBという同じようなお店を見つけまして、よく見ているとA店ばかりが売れていたのです。

2つのお店を観察し、食べ比べもしてみたのですが、味は大して変わりはありませんでした。

Bの店はただオーダーを出す。Aの店はホスピタリティを持って接客をしており、みんなが笑顔で帰っていくという違いがあったのです。

そのお店を見て、「あ、俺あんな店やりたい!」と思いましたね。

帰国してからは、大阪でいくつかの飲食店で働き給料の98%を貯金して、きなこ牛乳だけ飲み続けて一千万円を貯蓄し上京しました。

新宿、渋谷、池袋、吉祥寺、三軒茶屋などいろんな物件探して中で、杉並区高円寺を見つけて、9年間たこ焼き屋の経営をしました。

「人の役に立ちたい!」

どうしたら目の前のお客様に「もう一回この人に会いたい」と思ってもらえるのだろう。

商品を売ることが目的ではなくて、人に喜んでもらえたらなと思ってやってたら、たくさんのお客さんが来てくれるようになりました。

それが私がたこ焼き屋を経営していた時のお店のコンセプトとして一番大事にしていたことですね。

人の喜ぶこと、人に「ありがとう」と感謝されることをしていると、自分の仕事に誇りを持てると思うんです。

9年間たこ焼き屋を経営していた中でご縁を頂いて、現在は生命保険会社に転職して、ファイナンシャルプランナーとして仕事をしています。

生命保険の提供でもたこ焼き屋の時と同じように
「どうしたらこの人に会いたい」と思ってもらえるのか
どうしたらこの人の役に立てるのか
と考えて取り組んでいたらまたたくさんのお客さんに保険をお届けすることができたのです。

「南さんという人がいるよ」
「この人に死ぬまでに1回会ってから死んだ方が良いよ」
「南さんに会うと元気もらえるよ」 
「この人に会って気持ちが前に向いたんだよ」と言ってくれる人が増えて、
それにご縁が重なり、現在次世代を担う子どもたちを支援する一環として、学校をはじめとした教育機関や団体に向けて「ワクワクゆめ教室」プログラムの講師活動もしています。

夢を持つ価値について、夢の実現に向けて自分と向き合うことをコンセプトに、自分の未来は自分で変えられるという気持ちを一人でも多くの若者に届けるため活動しています。

「保険」だけではなくこの人に会ってよかったという体験を届けたい!

編集部
ー他のプランナーさんとの差別化として心がけていることはなんでしょうか?
南哲也さん
お客さんが求めた時にそこで応え続けられる人が本当のファイナンシャルプランナーだと信じています。

生命保険って、毎月保険料を払いますよね。それに対して、加入者になにか起こったら保険金や入院給付金や手術給付金などお金を生命保険会社が支払います。

万が一のことが起こったら、みんなから集めたお金をあなたに支払いますよ。

という約束を交わすのが僕たちの基本的なお仕事です。

でも、それが本当の仕事とは思っていなくて、僕のやっているお仕事はその人が今後生きていく中でいろんなことに対してのアドバイスとか、情報であるとか、もしくはその人が今直面しているお悩み相談を一緒に考えて同じ方向を向いていくことだと思うんです。

もちろんなにかあったら保険金とか給付金でその人を守るのは絶対的な使命ですが、そのことを説明して一生懸命契約をとっている人のことを僕は「保険屋」と呼んでいるんですね。

私が関わらせていただく人が今後、人生を生きていく中で
すごく迷ったり
すごく困ったり
なにか自分が前を向きたいなどと思ったときに僕の役割があると思うのです。

有効なアドバイスができるとか、
もしくは「この人あって本当に良かった」と思ってもらえるようなきっかけをつくれるとか、
家を買うことになったんで、物件などを話してくれる不動産屋さんいませんかなど、その人の役に立てることを全力でしていきたいと思っています。

私があなたのライフプランを立てますよって言って、その人は「わかりました、話を聞きます」って簡単にいくものではないです。

あくまでお客さんが求めた時にそこで応え続けられる人が本当のファイナンシャルプランナーだと信じています。

よくある生命保険会社の人の仕事は季節の変わり目でカレンダー送ったり、加入者が読みたい読みたくない関係なく一方的になにかを送ること。

すごい仕事してますみたいな空気を出してる人もいますが、カレンダーをもらいたくてもらっている人もいれば、別にカレンダーよりも私が何かアクションを起こしたときに応えて欲しいという人もいる。

生命保険という形でその人を守ったり、救ったりより安心させることと、その人が求めてくれる人間であること、求めてくれた時にその人に対して自分のできる範囲でその人の未来をより良い方向性に導いていける人こそが僕が目指しているファイナンシャルプランナーです。

必要とされた期待に応えられるのが一番の喜び

編集部
ーお客様が求めた時に役に立てるということを目指しているところに一番のウエイトをおいているということですね。これまでいろいろな経験やいろいろな人と会ってきたと思うのですけど、今の仕事で印象に残っているエピソードってありますか?
南哲也さん
ふたつあります。

ひとつ目が、今の会社に入社してからの話になります。

僕の先輩がご契約を頂いていたお客さんに赤ちゃんが生まれるということで、「ちょっと一緒に行こうよ」と声をかけてくれて一緒にお家へ行ったことがきっかけで、何かの機会があるとお邪魔するほど仲良くさせていただいているお客さまがいます。

そのファミリーはお嫁さんも、お子さんも「生命保険入ってよかったね」と言ってくれるほど、ご自身のことを考えて保険を使ってくれてる人でした。

ただしばらく経ってからある時、旦那さんから「時間とってくれないか」と連絡が来ました。

旦那さんは公務員なのですが、何の経緯かはわからないが仕事の責任を負わされて辞めさせられることになっており、そのことでの相談だったんです。

「本当に自分がやってしまったことの容疑でやめさせられるならわかる。でも身に覚えのないことで責任を負わされて辞めるので、悔しい」と。

「それでも前を向いてやっていかなければならない。生命保険の必要性は非常にわかるから、今回のことで生命保険をやめるつもりはないんだけど、本当に今この現状をすんなり受け入れられない。」という話でした。

旦那さんは本当に悔しい気持ちでいるから元気をもらいたいと僕に相談してこられたのですね。

僕はたこ焼き屋の経営をしていたときにリーマンショック・東日本大震災など激動のすったもんだが起きた時代を生きてきた過去の話を旦那さんにしました。

そして友人の一人とのエピソードの話をしました。

僕にはいつも飲み会をする仲のいいメンバーがいるのですが、全員同級生の中に一人だけ1つ違いの仲間がいるんです。

その子は広告代理店を経営していて、ある時連絡がきて、「経営がにっちもさっちもいかなくてこのままでは首をくくらなきゃいけない。」全く仕事がない、その状態が一体いつまで続くかわからないことに悩んでいました。

「いや、生きてれば必ず良いことあるよ。元気だせよ。」と励まして電話切った後、仲間に片っ端から電話かけて「仲間がこんな状態なんだ。とにかくみんなで力を合わせてあいつになにかできることはないか考えよう」と呼びかけました。

仲間の内で「家賃はいらないからうちのビルに引っ越してこいよ」と声をかけてくれる人がいたり、いろんな人達がいろんな案を出してくれて。

当時は結婚することや家族って大切というのが風潮であったから、ある仲間が結婚式場でウェルカムボードを作る仕事を持ってきて、なんとか助成金をもらって首の皮一枚で会社を存続することができたんです。

僕たちがいつも集まるときは彼が司会をやるんだけど、いつも乾杯で言う言葉があります。

「俺はあの時、一本の電話を南さんにしなかったら首くくって絶対死んでた。でも本当に苦しくなった時に助けてくれるのは金じゃない。仲間がいたから僕はこうして頑張ることができている。だから、本当に苦しいことって人生生きていく上で、もしかしたらこれからもあるかもしれない。でもその時にこれからもみんなと同じ方向を向いて助け合って頑張っていこう。」という嬉しかった経験が僕の中であったんです。

その後旦那さんに言いました。「あなたには奥さんがおるやんけ。お子さんがおるやんけ。」

と。

「だから、ちびっこのためにも、奥さんのためにも、前を向いて生きていたら必ず誰かが見ていてくれて、応援してくれるはずだから。」

と話したらその旦那さんが号泣して泣きながら「そうなんです。もう離婚するかもって状態になってる。なぜかと言ったら僕が前を向けないことにある…一番迷惑をかけちゃっているのはお嫁さんなんです。だから大変申し訳無いんですけど、嫁さんにもこの元気を届けに来てくれませんか?」と相談されました。

直近の日程を僕らもスケジュール変更して、とにかくその奥さんに元気を届けに行こうということなりました。

ただ行くだけでは意味がないから、何か僕らにできることはないかと考えましたね。

そこで僕が前職たこ焼き屋さんだったから、たこ焼き焼いて喜ばせようと言って、グッズを持って会いに行って、家でたこ焼き焼きながら色んな話をしたんですよ。

本当に苦しいことがある。

でも生きていれば必ず良いことがある、とたくさん僕の体験してきたエピソードを話しました。

そしたら奥さんが泣いて、「私達もう離婚するかって話までなってたんだけど、こんなときこそ家族がスクラム組むことが大事だね、こんなときこそ前向かないといけないなと、今日話しを聞いてすごく思いました。本当にありがとうございます。」と言ってくれました。

その時に、僕は会社の仲間と「本当に一番良い仕事したな」と話したんです。

生命保険のご加入をしていただくにあたって、商品の説明をして一生懸命ご契約をとってきました、というのが成績優秀、優秀でないというのが評価になるのだけど、実はそのお客様たちが色んな場面でいろんな出来事に遭遇した時に、僕たちがどれだけ全力で関われるか、それが一番大事だなと思うんです。


たこ焼きをみんなで食べたことがきっかけで旦那さんと奥さんがうんと仲良くなって、旦那さんはその後転職の道を選んだのだけど、「この仕事に変わってよかったです」と言ってくれました。

円満になったからもうひとりお子さんが生まれて、「そのお子さんもセーフティネットかけてください」ということで契約をして、毎年このご家族は、「こうして元気に頑張って夫婦を続けていられるのは南さんたちのお陰ですから。」と、ご飯に呼んでくれるんです。

僕たちも「そろそろだね。ご飯用意してくれているから僕たちは甘いもの持っていこう」なんてこっちからも用意していってご飯食べに行くというお客さまに感謝をいただいた話なんですけど、これは僕がファイナンシャルプランナーをやってきて記憶に残っているエピソードのひとつですね。

もうひとつが、結婚を考えていた方のちょっとしたトラブル話です。

あるご契約していただいている人から夜遅くに連絡があり、「緊急で会ってくれませんか?」ということで話を聞いてみたら、結婚する予定だった彼女と別れようと言う話になったとのことでした。

彼の中ではその子と結婚する気でいたので、今の現状に泣くに泣けない状況でした。

詳しく話を聞いたら、彼女のことは好きなんだけど、自分のやりたいことをつい優先してしまっていたらしく、彼女が本当に旦那さんにして大丈夫かなと不安になり、距離を置かれるようになったそうです。

その話を聞いて、僕は「本当にその子のことが好きなんだったら、今僕に言ったくらいのテンションでその子にいろんなことぶつけたら良いんじゃないか!」と話しました。

その話の中で僕が彼にした話は、今まで僕がつるんできた人たちの中で、破局の危機に突入した時にどんなことをして復縁することができたのかこんなことをしたんだけど結局復縁することができなかったとか、いわゆる判例六法みたいにして、成功事例体験や失敗事例体験を僕の持っている知識のあるだけしゃべったんです。

「もし僕が君の立場だったら、こうするよ、ああするよ」と。

だから、できる限りでいいから今の自分の気持ちを全力で伝えたら良いんじゃないかと伝えました。

その話が終わった後、その彼は彼女に気持ちを全力で伝えて復縁することができ、結婚することになりました。

私は彼が「あの時南さんに会ってなかったら、ああいう行動できていなかったし、あの時、相談したことで前を向く勇気をもらえた。だから、南さんのファイナンシャルプランナーって、生命保険を説明して売るだけじゃない。本当に自分が迷ったり困ったり、嬉しいことがあったときに共に喜び、共に悔しがり、共に悲しみながらも前を向いて進んでいく存在である。っていうのがまさにそうでした。私は南さんから生命保険に入って本当に良かったなって思えた瞬間がまさにあの時です。」と言ってくれたことが誇りなんですよ。

今現在やっているお仕事は生命保険を説明して売ることじゃないぞと。

それは業務の一つであるんだけど、本当の仕事って何かと言ったら、その人が自分のことを求めてくれる存在であり続けることなのです

僕は人の価値というのはぶっちゃけ「どれだけ多くの人がその人を求めてくれているかという総数によって決まる」と思うんです。

部長や課長になっても会社の中ではその役職であって、本当に求められる人ってのは、その役職がなくなってもその会社に所属してなかったとしても、その人に対して思う気持ちを持ってくれたり、行動してくれたり、何かしてくれる存在であれたら本当にその人の価値があるということなんです。

僕の中でのファイナンシャルプランナー像というのは、常に多くの人が自分に対して何か迷ったり、嬉しいことがあったりマイナスのことばっかりでなく、
「子供が生まれることになったんです」
「結婚することになったんです」
「なんとかの資格に合格したんです」
「田舎に帰ることになったんです」とか、
僕に会ったことでなにかその人の役に立てることだと思うんです。

中には「僕、自分に嘘をついて生きてきたと南さんに会って気づきました。田舎に帰ります」とみかん農家を継ぐことを伝えに来てくれた人もいました。

僕は昔「本当に自分のやりたいことってなんだ」と考えた時、本当に自分のやりたいことって、どっかの会社に勤めることや入れてもらうことでもなければ、その会社で少しでも成果をあげるために営業をとってくることでもなく、人に喜んでもらうことなんだと考えていることに気づきました。

人に喜んでもらうためには自分にとって
・何が向いていて
・何をやっているときが一番輝けるのかということを常に自分に投げかけて
・それをやっている自分を誇れる瞬間をもっていること
が僕の中で重要なのです。

さっきのみかん農家を継ぐために田舎に帰られた方は、当時は上京していて、ご契約した時は東京だったけど、いきなり愛媛県に行くことなって、めちゃくちゃ遠い・・・

でも向こうに行ったからって、愛媛県から連絡がきたら嬉しいじゃないですか。

言ってしまえば、向こうにも同じ保険を扱う人がいるんだから、その人から話聞いて生命保険に入ったっていいじゃないですか。

「でも僕はあの人から入りたいんだ」とそのみかん農家の旦那さんが奥さんに全力でプレゼンしたことで、僕は向こうに行って契約しました。

これってとても嬉しいじゃないですか。

それが僕らの価値だと思っています。
この人から話を聞きたいといってもらえる存在であることが、僕の中のファイナンシャルプランナー像ですね。

まとめ

今回は南さんの、これまでのエピソードを中心にお伝えしました。
南さんの仕事に対する在り方には、人の気持ちを動かす情熱と強い想いが感じられました。
次回は南さんの過去に向き合った課題と今後の取り組みについてお伝えします。

【南哲也さん】自分との約束を守り良い成果を長く続けることに全力を注ぎたい!

2020年7月21日




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