【南哲也さん】自分との約束を守り良い成果を長く続けることに全力を注ぎたい!

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先人から学ぶをコンセプトに社会で活躍されている方にその仕事に対する想いを聞く、Feed want life。

今回は前回に引き続き、生命保険業界で様々な記録を塗り替えられている、売れっ子ファイナンシャルプランナー南哲也さんにこれまでのキャリアと今後の目標についてお話をお聞きしました。

前回の記事はこちらです。

南哲也さんインタビュー!海外で見たお客様の喜びを引き出すスタイル!

2020年7月14日
この記事では
過去の失敗経験から未来への展望についてお話を聞きました。
今回インタビューした人
南哲也(団長)さん

外資系生命保険会社 ファイナンシャルプランナー
現職に就く前は、高円寺(東京都杉並区)にて9年間にわたりたこ焼き屋さんを経営。

” For You “の精神で常にお客さまのことを第一に考えて商品をつくり、もてなす姿勢が評価され行列の絶えない伝説的な名店となる。2013年、そのスタンスを買われ外資系生命保険会社の幹部からスカウトを受け、現職に転向。

業界は変わっても” For You “の精神を貫き、入社初年度から数々の記録を樹立。世界的なレベルから見ても驚異的な記録を打ち立て、トップセールスパーソンとなる。「夢を描き、その実現を引き寄せる」普遍的な在り方の体現者として、日本全国から請われ、熱く語り歩いている。

メディア出演:
ひっぱりだこさん、9年間、ありがとうございました!
大手外資系生命保険会社で5年ぶりにルーキー全国記録を塗り替えたスゴい人!

自分との約束は絶対に守りたい!

編集部
ー南さんの仕事のお話を聞いていると、毎日楽しそうだし、充実しているんだなと伝わってくるんですけど、人生って上手くいくことだけじゃないじゃないですか。これまで生きてきた人生の中で挫折経験じゃないですけど、「これしんどかったな」とか「あの経験があって、こういう風に立て直したから今の自分があるんだな」と思うエピソードがあったら教えてほしいです。
南哲也さん
たくさんあります。笑

まずは、マイナスなことが起こったけどそれを乗り越えて、ひとつの成果に変えられたというエピソードを今から話しますね。

実は今の質問はこの会社に入社する前に面接官に聞かれた質問なんです。

面接官
「あなたが今まで生きてきた中で挫折して、それを乗り越えてきた成功体験がありますか」

みたいな質問です。

そこでも言ったのですがたこ焼き屋を経営していた時の話で、接客業とかって料理を順番に出せなかったらダメじゃないですか。

当たり前ですよね。

たこ焼き屋さんは、

たこ焼き・焼きそば・たこ焼き・たこ焼き・お好み焼き・たこ焼き・焼きそば…

みないなオーダーが出た時はその順番で出していくのが普通なのです。

ただ、たこ焼きって、最大224個焼けるんだけど、人間が一人でクオリティ高く焼けるのは112個までなんですね。

それでたこ焼きが焼き上がった時って一気に出来上がるから、その前の注文にある焼きそばなどを飛び越えて提供してしまうことがあるんです。

ある時に、先に出来上がったたこ焼きを出したら、その前に焼きそばを注文したお客さんが「ちょっと待て、ワシの方が先に頼んでるじゃないか。

なんでたこ焼きが先にでるんだ。こっちは先に焼きそば頼んでるんだから、それは違う!大阪はそれで通用するかも知れないけど、東京では通用しないぞ」って言ってクレームが入って、焼きそばを待たないで帰ってしまったことがあったんです。

その時めちゃくちゃ悔しくて…なんで悔しかったかというと、いつもはちゃんと順番抜かしをする時はお客さんに一声かけて許可を得て、出してたんですよ。これが僕の中での絶対的なルールでした。

でもたまたまそのことをやらなかった時にこういう出来事が起こったんです。

周りにいたお客さんも「ご機嫌悪い客もいるから大変だねマスター」なんて言ってくれたんだけど、僕の中ではショックだったんですね。

なぜかと言ったら日頃やっているのに、なんで今回それをやらなかったのか…

ものすごく悔しいなと。

僕は今の嫁さんと一緒にたこ焼き屋さんをやってたんだけど、基本僕は落ち込むこと無いんですよ。

常に元気ハツラツで生きてるから。

ただ、その時は結構凹んでる風に見えたみたいで、「なんか元気ないな」って言われました。

南哲也さん
それを言われることがまぁ一番イヤなんですよ。(笑)

でも実際悔しかったので、当時はちょっと感情的になったんだと思うんです。

そうこうして、次の日もたこ焼き屋さんやって、何日間か後に、そのクレームを言ったお客さんがうちの店の目の前を通るってことがわかったんですね。

僕は表に出ていって「この前は大変申し訳ございません。一言声かけずにたこ焼き出してしまって、不愉快な想いをさせてしまってホントにすみませんでした。」と言ったんですけど、「構わない。お前のことなんてどうでもいいから。」って感じでスッと通り過ぎていきました。

でもまた次の日に、その人が通ったらブワァっと店出ていって「えらいすんません!」と言ったんですね。毎回毎回言うもんだから、その人も「また来るな。」と思うようになって、うちの店の目の前を避けて歩くようになったのです。

それでもめげずに毎回毎回ずっと言ってたらある日、店に向かってその人が歩いてきて、「お前ほんとに凝りないやつだな。ずっとお前を観てて、この店がなんでこんなに繁盛しているのかがわかるよ。あの時、確かに腹減ってたし、なんでだと思ったけど、お前が本当に一生懸命この店をやってることでたくさんのお客さんが喜んでるということがわかった。今日はたこ焼き買っていくよ。」と言ってくれたんです。


それが本当に嬉しくて、「ホンマですか!?めちゃくちゃ嬉しいです。今日は僕に奢らせてください。」ということで、「普段どんな仕事してるんですか?」とか「僕はこんな想いでたこ焼き屋さんやってるんです。」とか色々話をしたら、それがきっかけでその人は常連さんになったんです。

マイナスなことが起こってしまった時に、

「うわぁ」ってなって下だけ向いていて、前を向いて次のアクションに向かえなかったとしたら、

結果成果につなげることはできなかったと思うんです。だから常連さんになってくれたことは嬉しかったですね。

そういうエピソードって、たこ焼き屋さんをやってる時だけじゃなくて、生命保険に移ってから失敗してしまったこともあります。

僕のたこ焼き屋さんの常連のお客さんだった方で、たまたまスーパーで声かけてきてくれて「あれ、たこ焼き屋さん、最近たこ焼き屋さんやってないけどなにしてるんですか?」という話になり、「僕、今生命保険の仕事してるんですよ」といったら、「じゃあ、今度話聞かせてくださよ」ということになり、結果的にそのお客さんが生命保険に入ってくれることになりました。

その後、お父さんが入ってお母さんが入って子供が入ってという感じになり、1年か2年後、ある時その方からお問い合わせがきた時に僕がすぐに対応できなかったことがあったんです。

「明日空いてる?」ときかれて空いてるとは限らないので…ただ、このことが理由でそのお客さんがこんなことを言ったんです。

「南さんの担当を変えてくれませんか?」と。

「暇な人が良いです」「あの人むちゃくちゃ忙しいから、僕が言った時にすぐに来てくれる方が良いので、ちょっと担当を変えて欲しい」と言われたんですね。

“担当者で決まる”と言って使命感を持ってこの仕事をしている身として、担当を変えて欲しいと言われることが一番のマイナスじゃないですか?

忙しいのはわかるけど、お客さんがそう思うって、あまりいいことではないですよね?

そのことがきっかけで「うわぁーなんでそうなったんかな」となりましたが、だからといってマイナスのことばかり考えて前を向かないわけにはいきません。

その客さんはたこ焼き屋さんの常連で、僕の自宅の隣の隣のマンションに住んでいました。

いつでも行けるじゃないですか?

そこでその人がいつ出てくるのかなって待ち伏せするってのを始めたんです。

ある日その人が出てきたので、「大変申し訳なかったです。僕は生命保険は担当者が重要なんだという使命感を持ってこの仕事をしています。それなのに担当者を変えてと言わせてしまったことが非常に申し訳ない。僕に欠けていることがあったら指摘してもらえることで僕も成長し、お客様をサポートしていけると思っています。もう一回僕を担当者としてサポートさせてもらえませんか?」

という話をしたところ、「ここまで熱くやってくれる人はいないと思う。是非これからもよろしくお願いします。」と言ってもらえたんです。


すべてが上手くいくことはないです。

僕は自分の中でやらないと気が済まないタイプなので、それが結果的にプラスになってくれたというエピソードですね。

たくさんのご契約をいただくと、向こうにとっては僕一人しかいないけど、僕にとってはお客さんは何百人もいる。同じことを同じタイミングでやってあげられないってことって残念ながらあるんですよね。

ただ同時に人が亡くなるなってことは流石にないから、求めてきてくれた時に僕たちがどれだけ応えてあげられるかというのを見つけていくことが今の仕事では重要かなと思うんです。

マイナスなことが起こってしまったことは過去に挙げればたくさんあるんだけど、これからもたくさんあると思います。

そのマイナスなことが起こってしまった時に、ただ「マイナスだぁ」と捉えるのか、そのマイナスが「なぜ起こったのか」、「その起こったことを今自分が持っている力の範囲内で良いからどのように解消できるのか、そしてそれをいつまでにアクションとして起こせるのか」っていうのを考えるのが一番重要なことだと思っています。

行動の質は1日の始まりで決まる

編集部
ーマイナスをどうプラスに持っていくのかを時間のある限り考えて行動に移すことが大事だし、乗り越えてきた経験が多かったってことですよね。やり続ければできるんじゃないかって、多くの人はわかってると思うんですよ。でもそれを実際に行動できる人が少ないと思うんですよね。その中で南さんは性格上やらなきゃ気が済まないというのがあると思うんですけど、わかっていても行動に移せない人が行動に移せるようになるためには心がけたほうが良いとか、意識したほうが良いとか、南さんの視点で見えることがあれば教えて欲しいです。
南哲也さん
1日の内に自分がやるべきことを書き出したほうが良いです。書かなくても頭の中で考えられるんだったら良いです。

例えばやらなきゃいけないことが5個出たとします。

その5個のタスクに対して、優先順位をつけて行動をとれるように整理することが大切です。

南哲也さん
残念ながら、やらなければいけないことを自分の中で頭において1日をスタートさせてない人は多いです。

行動しなければならないと思っているのにも関わらずです。

それをやれてないってのは、やらなければならないことをきちんと明確にしていないんですね。

この世の中には、大きく分けて3つの行動しかないんです。

3つの行動
1つ目はやらなければいけないこと
2つ目はやれること
3つ目はやりたいこと

この3つしかないです。

なかなか成果を上げることができない人は、まっさきにやりたいことをやるんです。

次にやれることをやって、最後に追い込まれてやらなければいけないことをやるんです。

成果を上げることができている人ってのは、真っ先にやらなければいけないことをやるんです

そして次にやれることをやって、自分で生み出した時間の中でやりたいことに着手する。

この優先順位がきちんと明確になっている人は絶対成果を上げています。

逆に絶対に成果をあげられない状況の人は、まずやらなければいけないことがわからないので次に優先順位をつけられない。

正しい順序で、毎日毎日やったとしたら、成功する行動に必ず変わるはずです。

そのことをどれだけ若い時期に気が付いて、どれだけ若い時期に継続し続けることができるか、できないかがすべてのパフォーマンスを決めると思うんですね。

例えばオリンピックで金メダルをとった人とか、〇〇平和賞をとった人とか、何かその業界で記録を塗り替えた人とか、なにか普通でない結果を出した人は、共通してそういうことを実際にやってきています。

なんとなくやっている人はまずいません。

この3つの行動の順番をわかっていないと、能力を持っているにも関わらず成果につながらないということになるんですね。

ひとつエピソードを挙げるとうちの支社長がこんな話をしていました。
マラソンで〇〇さんという優勝すると言われていた人がいたらしいんですね。

でも大事なレースの日がめちゃめちゃ暑い日だったそうです。

その人は実力は凄いけれどもそれまでノリと勢いで勝ってきた人だったんで、緻密に計画を立てているわけでなく、いつもと同じペースで走っていたら、途中から一気にトーンダウンして、結果オリンピックにはでることができなかったんですね。

それはなぜかと言ったら、帽子もかぶってない、そのことを計算した逆算をした行動もとっていなかったため、たまたまその日に想定していない天候になったから勝つことができなかったということなのです。

なぜ起こったのかというと、そもそもやらなければいけないこと、やれること、やりたいことを区分していなかったんですよ。

もともと持っている素質が凄い人だったから高い成績をあげることができていた。この人は今回このことを経験しましたよね。当たり前なんだけど、次のレースでは帽子もかぶるだろうし、対策をとってくると思うんですよ。

この人が計画的にレースをした瞬間に、普通に計画的にレースをする人を追い抜いちゃうんですよ。

だから、そのことにどれだけ早く気がつくことができるかがすべての結果を変えています。このエピソードは顕著な例ですね。

なんとなく実力のある人は、なんとかなっちゃうんですね。

それがもし優先順位をとることができたら、もともとある力に更に大きなプラスアルファの力が加わって強くなりますよね。多くの成果をあげている人に共通して、会話を掘っていくと、こういうことは当たり前にやっているんです。

「だから成果があがっちゃうんだ!」
こんなこと言ったら怒られちゃうんですけど、なかなか成果をあげられない人はいきなり電話がかかってきて、電話で長く喋っちゃうんです。

「今すみません、やらなければいけないことがあるんで10分後に折り返しさせていただいてよろしいですか?」とやらなければいけないことを優先できる人はこのように言うんです。

でも、やらなければいけないことがあって、それをやっていたいんだけど、自分のファミリーから電話がかかってきて、子供が交通事故で入院したって話になったら、すべてのことがすっ飛んで、やらなければいけないことが変わるじゃないですか。

自分の中でやらなければいけないことってのは目まぐるしく優先順位が変わるんですよ。
1日の中でなにが一番やらなければいけないことで、それが終わったら次になにがやらなければいけないことなのかなってことがわかっている人は、なんとなく1日が過ぎてしまうなんてことは絶対ないです。ひとつ行動することで成果を出すことができる可能性が一気に高まります。

これって実は誰でもできることなんです。

でもほとんどの人がやってないんです。

もうひとつ成果をあげるためにやっていることがあるんですね。

今日1日の中でどんな学びがあったか。

そしてその学びを次の瞬間からどのように活かしていくか。

それを一体いつまでに形にするのか。

これを毎日やるんですよ。

これを僕は、アップデートと呼んでるんですけど、毎日コレをやることで、毎日進化しますね。

これを365日やってきた人と、なんにもなく腹減ったら飯食って、眠くなったら寝てを繰り返していた人と比べたら、365日後、全く違う世界にいます。

そのことをどれだけ強く自分がやり続けてきたかが、パフォーマンスを大きく変えています。でもこれって、けっこう大変じゃないですか?

だから、やらなければいけないなぁって思っていやっていると続かないんですよ。

僕の話を例にすると、僕は焼酎大好きなんですね。

だから、僕は焼酎を飲みながらこれをやっていますね。

1番大好きなことと、やらなければいけないことをくっつけているんですね。
優先順位をつけるっていうのも大事なんだけど、夜寝る前に、進化するための行動をやりながら、朝起きた時に自分はこの優先順位でこれらのことをやろうと決めるのがいいと思います。

南哲也さん
はじめは細かくできないです。

だから、多くのことを掲げなくていいんです。3つとか、最悪1つでも良いですよ。その代わり、「今日1日このことだけは絶対に言い訳しないでやろう。」というのを決めるってことですね。

また次の日に1つできるようになったら次は2つ、「今日はこの事とこの事は1日を終えてしまう前に絶対にやろう!」と決めて、その個数を増やしていけば良い。

すると、目まぐるしく優先順位が変わりながら、5個あげたけど3つまでできたな。5個あげて5個できるようになったら絶対成果上がっています。

なんの成果も出ないなんてありえない。

部活動でもそうです。

なんとなく練習してなんとなく終わります。それですごい選手になることなんてないじゃないですか。

今日は絶対にフリースローを100回入れて俺は帰るんだって決めて、それを毎日やっていて、フリースローが入らないなんてこと無いじゃないですか。

だから、”自分がこれはやるんだ!”って決めて、それをやるために時間を作る。

そしたら、本来やらなければいけないことじゃないことの時間って減るじゃないですか。

そういうのを毎日自分の行動に落とし込んでいくことがめちゃくちゃ大事ですね。

それができたら絶対成果が出ると強く思っています。

すごい成果を長く続けて本物を目指したい!

編集部
ー目線を未来に向けていこうと思うんですけど、今後の目標人生においてでも良いですし、仕事においても良いですし、どういう未来を想像しているのか今後の仕事の目標があって、それを達成した先にはどんな世界が広がっているのかなというのを最後に教えていただきたいです。
南哲也さん
お仕事の中でのひとつの目標は、MDRTを10年継続して取り続けることです。

今生命保険で仕事をしてちょうど6年になります。これまでにいくつかのタイトルは取ってきましたが、それとは別に時間軸でしか到達することができないものがあって、MDRTっていう数%しか業界でなれないといわれている成績を10年間やり続けた人のことを終身会員と言います。

どんなにすごい成績を短期間で誇ろうが、10年継続しないと終身会員にはなれないのです。

今あるその成績ってのはひとつの成果を上げた、上げてないにフォーカスされるけれどそれだけたくさんのお客さんの役に立ったっていうことなんですよね。

それを一時だけで終わるんじゃなくて、それを長きに渡って続けていくっていうのが、僕はこのお仕事の中で最終ゴールだと思うんですね。

だから、僕の中では短期間でもの凄い成果を出したのを評価するんじゃなくて、凄い成果を長く続けている人が一番評価されるべきだと思うんです。

なぜかと言ったら僕らの扱っている商品って、納品が30年後かも知れないじゃないですか。すごい勢いでご契約をとってきても、結局1回も保険金届けないでいなくなっちゃったとしたら意味ないじゃないですか。

南哲也さん
オーダーをめちゃくちゃ受けたんだけど、納品しないでいなくなるって感じで嫌なんです。

もちろんご契約いただいたお客様が僕が生きている内に全員死ぬとは限らないから、僕がこのお仕事を辞めた後、亡くなられる人には納品というのは出せないかも知れないけど、だからこそ、僕は自分の娘に継いでもらいたいと思ってはいますね。

だらだらと続けるんじゃなくて、より高い水準でその状況を続けていくこと、それがなによりも信用になると僕は思っているんです。そのわかりやすいひとつの指標がMDRTというものの終身会員になることなんです。それは最低10年以上でないといけないから。

それが例えば20年とか30年とかになると、とんでもない言い方に変わるらしいんだけど、MDRTの世界大会とかに行くと「この人大丈夫か?」っていうようなじいちゃんがその仕事をやってMDRTを30年やってますみたいな感じで、話すと物凄いトークを展開して、パッと見てよぼよぼのじいちゃんなんですけど、「このお仕事は私にとって天職であり、使命感を持って死ぬまでやっていく仕事なんだ。」みたいなことを聞くと、ああいうじいちゃんになりたいなと思うんです


それと、僕はお仕事の中でこの生命保険のご案内をするだけが僕の仕事だと思ってないんで、その中で僕がやりたいことをして、日本全国スピーチして回るっていうが、たくさんやりたいことのひとつなんですね。

それはなんでなのかというと、「南さんに会って元気をもらえたと、南さんと出会って前を向く勇気をもらえた」と言ってくれることが嬉しかったんですね。

僕が今力を入れて取り組んでいることのひとつに”ゆめワクワク教室”という夢を見つける授業というのをボランティアでやってるんですね。

小学校、中学校、高校までいろいろなところに行って、それを47都道府県に広めていくってのを今掲げていて、今はまだ立ち上がったばかりで子供にも夢の話をするのですが、僕は大人こそが夢を持つことが大事なんだと思っています。

「大人が夢持ってないのに子供に夢を持てってどういうことだ」と。「お父さんの夢は何?」って聞いてそのお父さんが答えられないんですよ。

でも子供には夢を持てって言うんです。なんであなたは夢の話ができないの?って聞くと「私は仕事で忙しくて・・・」というのですが、いや、関係ない!夢を持つことって、自分がこれをやっている時に楽しいと思えることや、なんかそれ考えただけでワクワクしてしまうってことが夢なんじゃないかと思うんです。

夢って
医者になるとか
弁護士になるとか
大それた夢じゃなくて良いのです。

何歳まで生きるのが夢でもいいし、
腹いっぱい焼き鳥食いたい
このクッションの中で寝たいっていうのも夢だし、
ディズニーランド貸し切りで遊びたいとか、
神宮球場でイチローと一緒に野球やってみたいとか、これも夢です。

自分の中で考えるだけでワクワクするようなことを持っていたとしたら、恐らく多くの人が前を向いて、苦しいことがあっても立ち向かうことができて、努力を続けて自分の人生を謳歌することができる瞬間を自分で作り出しているんだろうと強く考えているのです。

頑張っている姿を誰かがどこかで見ていてくれて、誰かが応援してくれて、また自分も応援したくなる。

でも誰かが応援してくれたからではなくて、まずは先に自分が応援することで一生懸命生きている姿をみせることを通して、誰かが応援してくれてってのが日本中に広がってくれたら嬉しいなと僕は思っています。

南さんは学生時代応援団をしていました。

ゆめワクワク教室で授業をした後、場所を変えて夢を見つけるための目標設定というのを道徳の授業でスピーチさせてもらったんですけど、47都道府県全国でそれをやるのがひとつの目標ですね。

夢ワクワク教室とは別に、マインドの話であるとか、「この人に会ったら元気を貰える」って言ってもらえるスピーチをたくさんのところでしていけたらなと思っています。

ただ自分が勝手にしたい、やりたいと言っても誰も「来て」と言ってくれなかったら意味ないから本当に熱を入れて話しています。

今もそうなんですけど講演したら、聞いてくれた人が「こういう人いるよ」って僕のことを紹介してくれて、また講演に呼んでくれて、また別の場所でしゃべったら、聞いてくれた人の中からまた講演で呼んでくれたり、というのが広がっていって今の僕があるのです。

スピーチをして元気と勇気を届けていきたいのです。どこかで誰かが私の話を聞いて、「人生の選択が変わったんだ」というふうに言ってくれたら嬉しいですね。

その人の人生の変化に携わることができたら本当に幸せなのです。たくさんの人たちに想いを届けることで、今自分が生きている価値を感じることができると僕は信じています。

南哲也さん
こうやっていろいろな人に私の想いを話させていただいていますが、これは自分自身への言葉でもあるのです。

人に何かを伝えることをすごく大事にしていますが、その言葉はそのまま自分に返ってくる。

つまり自分の言葉には行動で責任を持たなければならない。だから私は日々行動していくこと、そして発する言葉を大切にしているのです。

南哲也さん
今は生命保険の仕事をしている割合が多いので、ゆくゆくは自分の娘に、自分の今やっている生命保険の仕事を継いでもらって、後半は360日くらい講演でしゃべってたいんですよ。それが僕の中の夢ですね。

夢を持つことで何が変わるのか?と思う人もいるかもしれませんが、夢があるからこそ頑張れることがあると思います。
諦めなきゃいけないほどの難解なことにぶつかったときに、なぜその目標にこだわらなければいけないのかを考え行動し、心の支えになるのが夢を持つ価値なのだと。
プライベートで言えば、娘と47都道府県を旅行して回るってのが夢ですね。

「見たことある」じゃなくて「行く」のです。行ってみないとわからないことってたくさんあると思うんですよね。

みかん食いたいから、愛媛県まで行ってみかん食おうぜ!
北海道に行って蟹食おう!
という体験が大事だと信じています。

写真で見るのではなく本物を見るとか、やったことのないことをどれだけちっちゃい時に体感するかで未来は変わります。

僕の話になりますが、1996年と97年に波照間島という日本最南端の島に行って、ヒッチハイクしていたら、三線の有名な先生が「なにしてんの?」と声をかけてくれました。

「なんでも良いから乗れ」って僕が説明しているところを被せ気味で言ってきて、飯食わしてもらったりして、「良かったやろ!今から畑行くから働けや」ってことで1ヶ月半働いたことがあったんです。

毎日毎日飲み会で、近くにテントはったりしている日本全国から来ている若者たちがいて、その子達に「今日宴会あるんだけど君たちくる?」ってどんどん人を集めて、毎日大宴会をやるんですよその先生。笑

その時に、いろんなところに旅した中で、ホンモノを見るっていうのが素晴らしいなと思った出来事があって、滞在している間に海にエイっているじゃないですか。あれをとってきた人がいるんです。笑

「これから捌いてみんなで食うねん」ってことでみんなで食べました。
そういうことを体感すると、衝撃的に記憶に残るじゃないですか?

翌年また行った際、僕は当時みんなから団長って呼ばれていたんですけど、「団長、今年も来てくれたのか!!」と歓迎してくれました。

向こうの人って特別な人が来てくれた時にヤギを殺して振る舞うっていう風習があるんですね。

ヤギを殺すことになって、それをみんなでやることになったんですね。ヤギが死ぬところを体感すると絶対食べ物は残せない。

僕らは普段、肉屋に行ってショーケースに肉並んでるじゃないですか。だからどんな思いでその生命がなくなっていったかはわからないんですよ。1997年にヤギを潰すってことをやった時に、僕たちは命を頂いているんだなと思ったんですね。

ホンモノを見るってそういうことなんだなって思ったんですよ。

それを子供にも色んな所に連れて行って、体感させてあげたいんですよ。

鳥取砂丘行った時も、ラクダに乗ろうって話をして、その子の記憶には残るじゃないですか?

僕はそんなに親とどこかにいった記憶がないんですけど、ちっちゃい時にこそ、ガリガリ勉強することだけじゃなくて、いろんなことを体験させてあげられたらなと思っているんで、プライベートな部分で言ったら、47都道府県すべての地域を一緒に回る。

いろんなことを伝えていくことですね。お嫁さんと今後も長く人生を楽しんでいくために、健康で長生きするっていうことを目標に過ごしたいです。

意味もわからず腹一杯飯食っちゃうとか、二日酔いで翌朝起きられませんとかは絶対にしないです。

モチベーションの管理はルーティンと想い!

編集部
ー目標に向かって毎日を挑んでいく上でモチベーションを保つために習慣みたいなものはあるのですか?また最後に南さんにとっての仕事とはをお聞かせください。
南哲也さん
ルーティンはいっぱいありますね。家を出てから駅につくまで高揚する音楽を聴くとか。

その音楽というのも「金メダルをとった瞬間」を聞いています。金メダルをみるというより、金メダルをとった時のアナウンサーの雄叫びを聞いているような感じ。

たこ焼き屋さんを経営しているときに、33年ぶりに千葉ロッテマリーンズが優勝したんですよ。

そのアナウンサーはロッテが勝ててなかった時期もずっと取材していた方でした。

色んな事があって優勝できたって経緯があって、号泣しながら「優勝本当にありがとう」なんてアナウンサーというよりもただのファンみたいな感じの実況になったんです。

ただその年のアナウンス大賞に選ばれたんです。

それがラジオを聞いていて

南哲也さん
「分かるなぁ」

って思ったんです。

仕事としてやっている感じじゃない。

リスナーの心を突き動かした。

僕は千葉ロッテのファンでもなかったけど、素晴らしい実況だったと思ったんです

色んなことに触れると、心の底から思っているんだな、この人はそれを信じてやっているんだなと分かるし、それがパフォーマンスに繋がると思うんです。

「うまいこと言わなきゃ」とか「仕事だから」ではなくて、気持ちがみんなの心を突き動かしたのだと思ったんです。

たくさんお仕事をしていく中で、入り込んでいくことが大事なのかもしれないですね。

「自分がこの人を喜ばしたいんだ。」

「だからこれをやるんだ。」と。

職人さんは自分の気に入ったものでないと売らないとか、本当に納得いくものでないとやり直すとか、手にとった人が本当に喜んでくれるものでなかったら、僕は商品としてお代を受け取らないという思いは大切だと思うんですよね。

ただ、金になるんだったら完成品じゃなくても売っちゃえとかじゃなくて、責任を全うする気持ちを職業感として持つことが大事なんじゃないかなと思います。

細かい部位で目標達成に繋がっていったり、こだわりに繋がっていったり、それが結果・成果に変わっていくのではないかなと。

そんなことを考えながら毎日を過ごしているから、僕は毎日元気にハイパフォーマンスで仕事ができているのだと思います。

編集後記

南さんとお話をしていく中で気づいた点は、どうしたら自分のやりがいある仕事に全力で取り組むことができるのだろう。

自分の理想像はどうやったら体現できるのだろうということに長い時間をかけて考え続けた結果が今の南さんの形を生み出したのではないかと思いました。
毎年記録を塗り替えながらお客さまへ幸せを届け続ける南さんの今後のご活躍を応援しています。

南さんへの取材記事

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