内定をもらってほっと一息、次に臨むべきは内定式です。
どんな服装で行けばいいのかな?
髪型は?
準備しておくべきことはなんだろう?
内定をもらった後も考えることは盛りだくさん。
内定後に初めて企業と関わるイベントだけに、緊張しますよね。
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1.内定式について知ろう
内定式の準備の前にまず、内定式そのものについて知っておきましょう。
内定式について知ることで、一日が有意義なものになり、企業のことを深く理解できるからです。
社会人生活に向けてスタートを加速させる意味でも、内定式は重要な意味を持ちます。
1-1.内定式とは?
内定式について、ウィキペディアでは以下のように説明されています。
内定式(ないていしき)とは、就職活動において企業が選考活動で内定を決めたことで内々定となった学生に対して、倫理憲章で定められた解禁日である10月1日以降に正式な内定通知を渡すことを目的として実施する式典。
簡単に言うと、企業は学生に対して
時期については、解禁となる10月もしくは11月に行われることが多いようです。
1-2.内定式に必要な心構えとは
内定式は社会人として初めてのイベントです。
中途半端な気持ちで内定式に参加することは許されません。
内定式に出席することは、その企業でのキャリアを進める第一歩を踏み出していると自覚すべきです。
体調を整えて、仕事に参加するつもりで内定式に臨みましょう。
とはいえ、緊張して参加することもありません。
後述しますが、学生同士または学生と企業で交流を深めるようなイベントが用意されていることも多いので、「真剣に」そして「期待を膨らませて」参加するとよいでしょう。
2.よくある内定式の流れを押さえよう
この章では、内定式の流れの実際を解説していきます。
自分が参加する内定式をイメージしながら押さえていきましょう。
2−1.社長・取締役・役員による挨拶
おそらく社長が登壇されるでしょう。
新入社員に向けたメッセージということで、
・新入社員に求めること/心構え
・企業の歴史/理念やビジョン
等を話す時間として取っています。
学生が特にすることはなく緊張の糸が途切れやすいですが、しっかりとお話を聞くようにし、必要であればメモを取るようにしましょう。
2−2.内定通知書の授与
ここでいう内定通知書は、内定直後に郵送で送られてくるものとは違い、賞状のようなものです。
もし自分の名前を呼ばれることがあれば、元気よく返事をし、まっすぐな姿勢通知書を受け取りましょう。
2−3.入社までのスケジュール・業務の説明
4月までの予定や必要な事務手続きといった、具体的な流れを説明をする時間が必ずあります。
その中では、実際の業務や配属についてのお話もあると思います。
入社までの半年は社会人になるための準備期間。
質問タイムがあれば、やっておいたほうが良い準備について聞いておきましょう。
2−4.先輩社員・同期との交流
ここでは、実際に一緒に仕事をしていく先輩方、そして同期のメンバーとコミュニケーションをとり、交流を深めていきます。
具体的には、グループに分かれてワークを行ったり、ゲームやレクリエーションを行うこともあります。
初めて会う方ばかりなので緊張するかもしれませんが、自分をよく見せようとしたり無理をして振舞うのではなく、自然体で笑顔を大切にしましょう。
2−5.内定者懇親会(親睦会)
式典は厳かな場から、空気を変えてコミュニケーションをとれるのが懇親会。
内定者同士の仲を深めたり、企業への愛着を持ってもらうために行われます。
食事しながらのコミュニケーションのため、なかなか聞きづらい福利厚生のことや社内の風土のことなどが聞きやすいのも懇親会の特徴です。
フランクな場とはいえ、企業が企画しているものなので、羽目を外しすぎないようにしましょう。
また、内定者懇親会の中ではほぼ100%の確率で自己紹介の場が設けられています。
ここではあなたのことを知ってもらうチャンスです。しっかりアピールしましょう。
なお、2−4で紹介した交流の時間と内定者懇親会は、目的がかぶっているためどちらかしか行われないことが多いようです。
3.振舞いについて
内定式には自分だけが参加しているわけではありません。
同期のメンバー、先輩社員、役員クラスの方も参加しています。
つまり、今後一緒に働くであろう人たちと一緒の空間にいるのです。
また、立ち姿や姿勢、表情なども意外と見られています。
真剣に参加していることが分かる、そして先輩方から「この子は安心できるな」と思ってもらえるような一生懸命なふるまいを心がけましょう。
4.内定式に必要な準備について
当日までの流れはイメージできましたか?
4-1.持ち物について
当日必要なものについては企業から指定されるはずです。
それ以外は、以下のような基本的なものを準備しておけばOKです。
・メモ帳
・ハンカチティッシュ
・靴下(雨の日)
・書類
書類については、内定式の時に提出しなければいけないものがある場合のみです。
4-2.服装について
どんな服装で参加すればいいのか?については、基本的に企業から指定があるはずです。
もしない場合はスーツを着ていきましょう。
「私服」の指定がある場合でも、節度をわきまえましょう。
男性ならジャケットとシャツ、女性なら落ち着いた雰囲気の洋服を選びましょう。
ただ、アパレル業界の場合は、服を扱う仕事をとするということで、
その時は遠慮せずに私服同様のおしゃれをして参加しましょう。
いずれにせよ、下品・不潔な印象をもたれないような服装選びをしましょう。
外見をより細かくチェックしたい場合は、スーツよりも他の身だしなみを見る│現役面接官が話すスーツよりも気になる外見とはの記事をご覧ください。
4-3.髪型について
これから社会人になる、そしてそのための一歩目が内定式である、と考えると、フレッシュな印象を与えるためには髪型を選ぶことがとても重要です。
髪色は、黒髪で参加するのが望ましいです。
女性の場合はダークブラウン等の落ち着いたカラーだったら問題ありません。
男性の場合は短めの髪型にしましょう。
具体的に書くと、自分の顔の輪郭などをみて違和感がなくて耳元や襟が見えるような少しショートな髪形です。
清潔感を出し、さわやかな印象をになるようなセッティングをしましょう。
女性の場合は、業種に寄っても異なってきますが、髪の毛を短くするもしくは結わいてしなやかで品のあるイメージに仕上げるなどが最適です。
4-4.自己紹介
交流会や懇親会の時に行われる自己紹介は、入社前から先輩方に自分を知ってもらえるチャンス。
ここを押さえておくだけで印象が変わります。
企業側からすれば、これから一緒に働く新人に元気がなかったら心配になりますよね?
具体的に、自己紹介の中で伝えるべきことは以下の4つです。
・出身校
・学生時代の取り組み
・この会社での意気込み
この自己紹介でのポイントは、名前を最初と最後の2回言うことです。
会に出席する社員の方はたくさんの自己紹介を聞くことになり、他の人と同じような自己紹介ではあなたの印象が薄まります。
その中で名前を覚えてもらうような工夫をしてみましょう。
5.まとめ
社会人としての自覚を持って内定式に臨むことで、あなたにとっても、そして企業にとっても有意義な時間となるはずです。
「真剣に」そして「期待を膨らませて」内定式に参加し、最高の一歩目を踏み出してきてくださいね!