

調べ物をしているはずが、気がついたらネットサーフィンに変わっていたりと目的がすり替わった作業をしてしまうことがよくあります。
でもそれは、能力が低いとか、欠陥があるという個人の問題ではありません。
私たち人間はそもそも長くひとつのことに集中できるような頭の構造になっていないと言われています。
たまに調子が良く集中力が続いているときに、「この集中力を継続することが出来たらもっと多くのことができるのにな…」と思った経験ありませんか?
それはコンディションと集中力を切らさない工夫から作ることができるのです。

1.作業時間は90分×インターバルでルーティン化

私たちの脳はどんなに長くてもひとつのことに効果的な集中力を発揮する時間は90分しかありません。
それ以上ひとつのことを集中して行うと、脳は考えることをやめてしまい、
パフォーマンスの低下につながるのです。
つまり、パフォーマンスのレベルに個人差があるにしろ、90分を超える長時間の作業は効率が下がるということです。
そこで有効なのが、15分間のインターバルです。
私たちの脳は常に緊張状態であることでストレスを感じます。
そこで90分間頭を働かせた脳を15分のインターバルで休ませ、また90分フル回転させられるようにすることで集中力を維持しようということです。
その時間は紅茶を飲んだり、漫画を読んだり、シャワーを浴びたりと何をしても構いません。
私はよく、日光浴をしたりジョギングをしたりして頭を無にすることで脳の切り替えをするようにしています。

集中力を高める方法は書籍などでも紹介されております。筆者はヤバい集中力ノート 365日ブッ通しでパフォーマンスが神がかる をお勧めします。
2.脳に急速と作業の邪魔を排除する早寝早起き

意外かもしれませんが、毎日の生活習慣が集中力を継続するためには重要です。
仕事が忙しかったり、身体が疲れていたりすると脳に十分な酸素が行き渡らずに眠気に襲われたり、集中することすら難しくなります。
そこで重要になるのが適切な睡眠時間とその睡眠を取る時間帯、つまりふたつの時間を効果的なものにするということです。
まず初めに実際に休む時間ですが、概ね6〜7時間半を確保することが望ましいです(ベストは9時間ですが、現在の日本のワークライフバランスを考えるとなかなか現実的ではありません)。
6時間を超える睡眠は、脳の活性化と記憶の定着を促します。
つまり、作業における脳の働きを良くし、その作業で得た結果や経験を自分のものとして蓄えるために6〜7時間半の睡眠が必要あのです。
続いて、実際に睡眠を取る時間帯ですが22時〜翌5時までを目安に取るといいでしょう。
有名な話ですが、この時間帯は成長ホルモンの分泌と多くの人が活動している時間に重なるので、しっかりと睡眠を意識して行うことで、起きた後に誰にも邪魔されず作業に没頭することができるのです。

もちろん、疲れているなと感じたらしっかり睡眠をとることが重要です。体調とのバランスを考慮して良質な睡眠を取りましょう。
3.一瞬のシャットアウトで集中できる状態に切り替える!「目を瞑る」

いますぐ集中力を高めたい方は10秒間何も考えずに目を瞑りましょう。
集中力を高めるためには、何も考えずに頭をリセットする時間が最低でも10秒は必要です。
さらに目を瞑ることで目を休め、脳に酸素を回すことができ、頭がスッキリするので気持ちの切り替えにもつながり、頭が整理されれことで集中力が向上するのです。

背伸びは身体の血液循環を良くするので、目を瞑ることと併用することで、脳を活性化させて集中力を高めることにつながります。
少しつかれたなと感じたら、息を吐きながら目を瞑り、背伸びをしてみましょう。
4.まとめ
集中力を高める3つの工夫についてお伝えしました。
集中力の向上と身体のリラックスはセットで行うことで切り替えをすることができる有益な方法です。
集中できないことにストレスを感じて身体が緊張してしまう人も多いので、まずはゆっくり深呼吸して、落ち着いてから以上の工夫を試してみてください。
集中力が足りないのかな?