社会に出て7年経つが、これまでにも様々な節目があった。
仕事を辞めた時、
新しい仕事を始めて初日で辞めることを決意した時、
毎日仕事に行くのが楽しくて仕方がない時、
その反動で体を壊した時…
それぞれのタイミングで感じたのは、私たちは日々の中で感情の波と共にあるということだ。
この記事では筆者の過去を振り返り、終わりなき戦いを続ける社会人に必要なモチベーションの保ち方についてお伝えしたい。
1.感情の起伏幅を減らすことはメリットデメリット両方ある
仕事をしていると一日で完結し、結果が出ること、というのはとても少ない。
人や数字から評価されることで、結果が現れることが多いから当たり前と言えばそうだ。
しかし、自分が今日やった事実をそのまま評価されず時が過ぎるのはやるせない気持ちになる。
この気持ちの蓄積が、感情の針を振り始めるのだ。
自身の頑張りを評価されないことで、自分の気持ちが滅入ってしまうのであれば、感情の起伏幅をなくしていくことで、毎日同じようなパフォーマンスを維持することができると考える人は多い。そのため、一見感情を無視して仕事を継続できる方が社会人として良いように思える。
確かに、感情を一定に保ち、淡々と仕事をこなすことができるのは、効率よく仕事ができると言う点で、メリットである。
しかし、誰か人の協力なしには実現できないことに取り組む時には、淡々と仕事をこなすだけでは成果は出ない。なぜなら人は感情で行動するからだ。
人が行動する時というのは、納得したり、情熱を持ちそれを形にしたいという思いが生まれて初めて行動に移るのだ。
それを理解せず、淡々と毎日を過ごしているだけでは、誰の気持ちも動かすことができず、その結果として一緒に仕事をしたいと慕ってくれる人は現れない。気がついたら時間だけが過ぎてしまったことに気がつく。これがデメリットだ。
感情の振れ幅をコントロールして、大事な時には上げ下げし、時には安定させることができるかが大事だと思う。
2.良かったことはしっかり記録し、嫌なことは次の行動にエネルギー変換する
毎日を過ごしていれば、必ず良かったこと悪かったことが現れる。上司に怒られたり、理不尽なことを顧客に言われたり。逆に褒められたり。
これらの現実から発生する感情を自分のどこにおさめるかで毎日は変わってくる。大事なのは立ち止まることでも振り返ることでもなく、前を見ることだ。
良いことは、そのまま良かったこととして記録に残し、嫌だったことは次の行動のエネルギーに移していくことが立ち止まらず、自分を次のステージに進める上で大切だ。
嫌な事と向き合わないのは、マイナスな感情との戦いが自分をかなり消耗させるから。しかし、負のエネルギーは強く、行動力を引き出す強みがある。あまり長きにわたって負のエネルギーを利用することは、自身を負の方向へ導くためオススメしないが、初めのスタートダッシュの起爆剤として使うのは良いだろう。
つまり、負のエネルギーで勢いをつけて、正のエネルギーへ転換することがモチベーションを維持して活動を加速させる上では重要なのである。
3.メンタル維持は”どんな自分”に見られたいかでカバー
社会という終わりなき戦いの場で毎日を過ごす私たちは、日々どのような生活をしているかがとても大切だと感じる。塵も積もれば山となりその人と成りがわかってくるのだ。
有意義な時間を過ごすためには、自身が納得する行動をしなければならないし、またそれを続けることが大切なのだ。
この難しい継続という課題を対処するのは、もはや習慣とメンタルといっても過言ではない。継続力は、強い意志が必要であり、さらには才能なのである。日々自分はどんな人でありたいか。そしてどんなふうに見られたいか、この問いの答えを自ら実践し続ければ、なりたい自分が見えてくると思う。
毎日を過ごしていると、
「今の自分のままでいいのか」
「本当にこのような状態でいいのか」
などと自らに自身がなくなる時が必ずくる。
それでも、常に現在の自分に自身が持てるようになるために、なりたい自分像を意識して、行動に起こしてほしいと思う。
正解は自分で用意するしかないのだから。
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