「あなたがなぜ〇〇社を志望したのか教えてください。」
就職活動をしていると、誰しもが答えるべき項目として志望動機があります。
実は数ある質問の中で最も個性が出せて、面接官の第一印象を左右するこの志望動機ですが、採用担当者に話を聞くと、うまくまとめられていない学生が多いようです。
そこでこの記事では、あなたらしさを出しながら、採用担当に入社したい意思を伝える志望動機のまとめ方についてお伝えします。
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0.取り繕った志望動機は見抜かれる
大前提として、志望動機を企業の顔色を伺うような内容にしてはいけません。
なぜなら、採用担当は毎年のように同じような失敗をしている学生を面接するからです。
大学で配られた就活教材を少しアレンジしたような内容ではすぐに、本気ではないということがバレてしまいます。
あなたらしく、さらに相手を納得させられるような内容であることがベストなのです。
そこで志望動機をまとめる時には以下のポイントを意識してまとめるといいでしょう。
ⅱなぜその経験を他社ではなく、志望企業で活かすことを決断したのか。
ⅲ具体的にどのような部署でどのような仕事をして活躍したいのか。
上記のポイントをより自分の言葉でまとめやすくするのがあなたの好きで得意なことです。
次の章からはこれまでの考え方を元に志望動機をまとめるフローをお伝えします。
1.自分の好きで得意なことを集める
面接で話やすく、自分らしさを伝えるための志望動機をまとめるために初めにやりたいことは、話題になる項目を集めることです。
「私は将来〇〇なことをやりたくて、それを達成することができる環境が御社にあると感じ、志望しました。」
このような受け答えをしていては、採用担当には「なぜ?」という疑問ばかり残ってしまいます。
準備不足の志望動機では、採用担当の「なるほど」を引き出せず、あなたに興味を持ってもらえないのです。
さらに、採用担当の「なぜ?」を解決するために質問が重なることで、貴重な面接時間を消費してしまい、重要な他の質問に時間を使えなくなるデメリットもあります。
面接時間を有意義なものにするためにも、自らが好きで得意な分野を中心に題材をまとめるといいでしょう。
なぜなら好きで得意な事には、あなたの経験を盛り込んでストーリー仕立てにして話しやすく、偽りがないため、面接官にも伝わりやすいからです。
また、好きなことをベースにすることで、伝えることをまとめやすくする効果もあるため、初めて志望動機をまとめる時にはとても良い項目でもあります。
2.なぜそれが好きで得意になったのかを振り返る
面接で志望動機を話すと、必ずその想いになった背景を質問されます。面接官はこの背景を知ることで、あなたがどのような人であるかを知り、会社に合う人材かどうかを判断する基準にします。
さらに、この場面でしっかりと答えられるかで、上部だけの志望動機かどうかを判断することが出来るため、事前にまとめておくことが大切なのです。
・その時の感情や自らの仕草
・周りの反応
ここまでは、どの企業にも使えるあなたの志望動機の土台項目になります。
実際に企業に合わせて、まとめていく方法を次章より、お伝えします。
3.得意なことが仕事にどう活かせるのかを掘り下げる
好きで得意なことは、だれでもひとつは持っているでしょう。
面接の時に自分の力を最大限に引き出すためには、この得意なことを仕事にどのように活かすことができるのかを結びつける必要があります。
例えば、人に何かを教えることが好きな場合は、以下のようなストーリーの作り方がいいでしょう。
時にはうまくいかないこともありましたが、どのように伝えれば、相手に自分の意図を伝えることができるのかを学んできました。
貴社(御社)※では人材育成に力を入れており、離職率が低いことに魅力を感じております。社員が働きやすく、成果をあげられる会社環境作りに携わりたいと思います。
将来私もその一員になり、貴社(御社)で働く仲間を支える仕事をしていきたいと思い、志望しました。
実際にこのような経験が過去にあり、仕事で活用するための深掘りができていれば、面接官が「具体的にどのようなことに困りましたか?」や「具体的に弊社のどの部門でどのような仕事がしたいですか?」と質問してきてもはっきりと受け答えすることができます。
自分の得意な分野での話は、こちらのペースで内容を進めることができるため、リラックスして面接官と会話することができるメリットがあります。
自分の発言から相手がどう思うのか、予測しておくと、掘り下げやすくていいでしょう。
4.だれでも話が理解できるようにまとめる
最後にここまで掘り下げてきたことを誰にでも伝わるようにまとめましょう。
あなたのストーリーに採用担当は立ち会っていたわけではありません。つまり、わかりやすくまとめて伝えることが出来なければ、あなたの志望動機がどんなに響く内容
だったとしても、採用担当には伝わらないのです。
・一文が長くなりすぎていないか
・主語が明確に伝えられているか
・専門用語や友達間での共通語が含まれていないか
・質問の意図を捉えているか
・矛盾点がないか
ある程度内容がまとまった段階で、普段あなたとあまり行動を共にしていない方に確認してもらい、内容が伝わるかどうかを判断してもらうといいでしょう。
5.まとめ
面接で相手に伝わる志望動機のまとめ方についてお伝えしました。
この内容をまとめることで、他の質問対策にもつながります。
実際に志望動機に使わなかったとしても、それまでに出した項目については記録に残しておき、他の質問内容に活用できるように頭に入れておきましょう。
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