正直、初めての人に対して自分のことを話すのってなんだか恥ずかしいですよね。
自己開示が苦手な人は多く、その気持ちを持っているのはあなただけではありません。
しかし、面接は就職活動をしていく上で最も重要な選考です。企業はあなたの面接での人柄で採用していると言っても過言ではありません。
面接では、多くの人が同じように事前準備を行い、自身のアピールを作ってきています。それは採用担当も承知でしょう。その中で、採用担当に最もアピールできる面接項目の一つが、逆面接(逆質問)にです。
そこで、
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1.意外と大事なアピールポイント!「逆面接」とは
最近、聞く機会が増えてきた「逆面接」というキーワード。
これは、面接の後半戦に面接官に対して質問する逆質問のことを言います。
実際、逆質問とはどのようなものなのでしょうか。逆質問とは、一般的に以下のように定義されています。
面接を受ける人が,面接する人に対して質問などをすること。また,そのような面接法。面接を受ける者の質問や問題提起の能力・積極性などを見極めるために行う。
(「コトバンク」より)
簡単にまとめると、面接の終盤に何気なく問われる、
の時間です。
この質問について遠慮して
ではもったいないです。
こちらから会話を提案できるので、採用担当があなたを評価する重要なアピールの場でもあるのです。
2.逆質問は事前に用意!採用担当にアピールする逆質問例
逆質問が重要だと言うことはわかりましたが、むやみやたらに質問すればいいものではありません。
しっかりと質問の意図を明確にする必要があります。
主に逆面接で採用担当の印象に残る質問は以下の3点です。
・入社後の仕事の内容など、会社の仕事に興味を持った内容
・自分の個性や向上心などの姿勢を伝える質問
ここでは上記の3点について詳しくお伝えします。
2−1.業界最新情報についてプロの見解を学ぶ
選考を受けたい業界の情報収集をすることは、就職活動をしていく上で当たり前のことです。
その中で、業界の最新情報などを新聞や雑誌、ニュースなどで見ることも多いとおもいます。
しかし、その情報はメディアが発信している一部のもので、答えではありません。
その最新情報について、会社がどのように捉えて、それに関してどのような方向性で向かうのか。
ここに興味を持って質問することで、採用担当にもその熱意が伝わります。
最新情報はしっかりと情報収集して、その中で疑問に思うことはノートなどに書き留めるようにしましょう。
2−2.会社の仕事について興味を示す
今あなたが選考を受けている会社は、この先何年もお世話になる会社のひとつです。
その仕事内容に興味を持つことは不思議なことではありません。
具体的な仕事内容や、一日の仕事のスケジュールなど、興味を持って質問してみましょう。
(どのような形でキャリアアップをしていくのでしょうか?など)
2−3.自分の個性や熱意を伝える
採用担当の方もあなたと同じ人間です。
頑張っている人を応援したい気持ちは変わりません。
面接の質問では自分が目指すキャリアビジョンや夢などを伝えると思いますが、逆質問では、それに向かって進む姿勢を見せることが大切です。
採用担当に、
と思ってもらえるような逆面接をしましょう。
質問するからには、自身の意見もある程度持っておきましょう。
という切り返しが来た時に応えられるようにしておきましょう。
3.これでは逆効果|逆面接で避けたい質問
逆面接の時間を頂いたからといって、意図のない無意味な質問しても仕方ありません。
あなた自身にそのような意図がなくても受け取る側によっては質問が、マイナスイメージで取られてしまうこともあります。
3−1.それを聞いてどうするのだろうと感じる意図のない質問
と焦ってしまうと、自分の疑問を解決する質問はできません。
自分がどのような意図をもって質問したいのかを考えましょう。
また面接官が
または
で終わってしまうクローズドクエスチョンは逆面接で行うものとしては不適切です。
5W1Hを使うと、明確な答えが返ってきやすくなるので自分の知りたいことを明確に返答がもらえるような質問をしましょう。
3−2.福利厚生や待遇に関する質問
入社したい会社の情報は気になるのは当然でしょう。
しかし、福利厚生や待遇に関する質問はあまりに多くをしすぎると、
とマイナスイメージを招きかねません。
福利厚生や待遇に関して疑問を解消するのは、事前の会社説明会や先輩社員訪問などを活用しましょう。
今さらこのタイミングで聞くの?
というような内容の質問はしないようにしましょう。
3−3.ネガティブ情報(離職率、平均残業時間、業績低迷等)
自身の今後のキャリアビジョンなどを描くと、何歳で結婚して、子供が何人で、どういう家に住んで…など考えたらきりがありません。
そしてその情報について逆面接で聞いてみたくなる気持ちもあるでしょう。
しかし、先と同じようにマイナスイメージを招きかねません。
と疑われないように誤解を招く話題は極力避けましょう。
4.逆質問するために今日からできる事前準備
逆面接では質問力と意図が大事になります。
逆面接で聞けないような質問はOB、OG訪問など現在社会人として活躍している人に聞くのが良いでしょう。
その際見つけた疑問点を面接当日に逆面接してみるのも良いでしょう。
5.まとめ
逆面接で企業はあなたの質問力を知りたいはずです。
適切な質問ができる人は、相手から効率的に情報を引き出せます。
さらにそれに関する提案力を身につけてもらうことで会社の優秀な人材になるという見通しがつくのです。
ある企業では面接官にインタビューするという面接選考を用意するくらい、この質問力というのは重要な要素であると考えられます。
自分の考え(イメージしている事)を伝え、それについてどうなのかを問うこと。
それらは好印象を与えるチャンスです。
中途半端に対策している人の何十倍も自分をアピールすることができるのです。
来期からあなたが入る会社に今まで以上に興味を持ち、納得して入社するためにも、逆面接を有効活用しましょう。