あの人いつも明るいな…
なんであんなに自信を持てているのだろう。
明るく、自信を持っている人を見てこのように思った方もいると思います。
明るくて、自信に満ち溢れたような人を見ると、なんだか仕事ができそうとか、友達が多いのではなど、良く見えると思います。
実際に筆者がお会いしてきた経営者のほとんどが、明るく、ポジティブな言葉を選択します。
中にはネガティブな一面がある方も多いのですが、意識的にポジティブな思考を選択するようにしているそうです。
そこでこの記事では、筆者が経営者に聞いた、ポジティブシンキングの重要性と、結果を引き出す3つのコツついてお伝えします。
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1.ポジィティブな思考はモチベーションを高め、維持する
人は褒められたり、行動を認められると嬉しくなるものです。例えば、ダイエットを決意して3日も、もたなかった過去の自分を超えて1週間継続できたことを褒められたら、自然と笑顔が出ますよね。
一生懸命準備した課題や、プレゼンについて課題だけを指摘されるよりも、良かったことを認めてもらった後に、さらに良くなるためにはと切り出されて、課題を助言される方が、次も頑張ろうと思えますよね。
つまり、ポジティブな言葉や思考はモチベーションを高め、維持することができるのです。
自分自身で物事を評価したり、より良くするためにはどうしたらいいのかと問いかける中で、できたものは「良い」と評価をくだし、そこまでできた自分を認めることで行動をアシストするのです。
優秀な人材(経営者の方など)は行動するのがとても早いです。その根底には、挑戦に対するポジティブな思考と、それを許すことができる自身があるからなのです。
2.言い続けることで形となってかえってくる
ポジティブシンキングはアウトプットにおいてもその効果を発揮します。
「僕は将来、〇〇課に進み、多くの社員の〇〇の悩みを解決したい。」
「お客さまを笑顔にする〇〇な商品を作りたい。」
「社長になりたい。」
という目標を発することで、周りの人を巻き込むことができます。なぜなら、あなたの目標設定を公言することで、周りの人がその意志を記憶してくれて、思わぬところで形になるからです。これはポジティブシンキングから起こる行動です。
例えば、みなさんの周りには、友達や同僚の悪口や噂話が好きな人がいませんか?
これはネガティブ思考の良くある例なのですが、悪口や噂話ばかりが好きな人は、その人の情報が周りに回ってしまい、信頼して話してくれる人がいなくなてしまったり、その人の悪いことばかりが回るようになるのです。
ポジティブな行動をすることで、良い方向に上記の作用を活用して、良いものがかえってくるようにしましょう。
3.良いことに変換することで傷付かない
「あなたは大雑把ね」
「あなたは細かいことを気にしすぎない大らかな方ですね」
どちらの言葉をかけられると、あなたは不快に感じますか?
多くの方が初めにかけられた言葉にムッとしたのではないでしょうか。
しかし、どちらの言葉からも、その言葉をかけられた人が、細かい部分はあまり気にしない方というイメージが湧くと思います。
つまり、ひとつの事実に対して、どのような表現を選択するかで、良く転がる場合と悪く転じることがあるのです。なるべく自分やその人に良い方向で言葉を選択して、それを発することで、傷付かず過ごすことができるのです。
これが、他の人から信頼を得たり、自身の気分をより良いものへと導きます。
まれに、このようなお話をすると、
「それって自分の都合のいいように解釈しすぎじゃない?」
「ただの自分勝手な考えにしか聞こえない。」
と受け取る方もいますが、私はそれでも良いと考えています。
なぜなら、ひとつの事象や言葉を神経質に捉えてしまうことで傷ついて前に進めないのであれば、良い方向に解釈することで立ち止まることなく進める方がよいと考えるからです。
4.ポジティブシンキングを引き出す3つのコツ
ここまでは、ポジティブシンキングの良いところについてお伝えしました。
では、どうしたらそれをあなたのものにできるのでしょうか。ここでは、ポジティブシンキングを引き出す3つのコツについてお伝えします。
4−1.ひとつの事象を多方面から見る癖をつける
まず最も重要なのは、ひとつの事象を多方面から見ることです。つまり、視野を広げるトレーニングです。
ここで言う多方面とは、事実を様々な角度から見ていくと言うことです。
例えば、「負けず嫌い」を多方面から見ていきましょう。
この事実は、”負けることが嫌いな人”を指します。
つまり、”勝つことが好きな人”、”引き分けなら納得する人”、”負けなければいい人”など、これらが「負けず嫌い」の人なのです。
その中で、ポジティブな表現を取るとすれば、負けず嫌い=勝ち好きとなり、「あの人は勝ち好きだ。」の方が、その人の印象が良くなるのです。
以上のような思考で、物事を見る練習をしてみましょう。
多方面からひとつのものを見ることができるようになります。
4−2.他の人の言葉を良い方向に解釈する
多方向から見つめることができたら、その中から自分が気持ちのよいものを選択しましょう。
ポジティブシンキング第一歩は、事実や言葉をプラスに変換することです。
飽きっぽいを切り替えが早い。
往生際が悪いを最後まで諦めない。
と言うような自分にとって良いものへと変換していくのです。
この言葉の整理は、日頃からトレーニングをすることで身につけることができます。
あなたも継続力を持ったポジティブシンキングできる人材を目指しませんか?
4−3.人のいいところを褒めまくる
言葉を考えられるようになったら、最後は表現する練習をしましょう。人は思っていたとしてもそれを表現できなければ、思いを伝えることができません。つまり、ポジティブな思考を言葉に変えることで初めて相手に伝わるものになるのです。
言語にすることで、その言葉は自分にも、かえってきます。多くの経営者は、他の人のことを褒めます。
その内容は、服装やスタイル、表情、髪型、話し方、その環境や雰囲気など、多岐に渡ります。つまり、これらを褒めることで、ポジティブな言葉を選択するトレーニングをしているのです。今日から簡単にできるものを見つけて、コツを掴みましょう。
5.今日からポジティブシンキングを実践するために取り組みたい3つのコツ
ここまで、ご紹介したことを踏まえて実践しようとしても、どうしてもイメージがわかないと言う方へ、この章では、今日からできる取り組み方についてお伝えします。
5−1.自分に合うポジティブな人をモデルにする
何もイメージが浮かばない方は、周りにいる人の中で、「この人雰囲気いいいなー」と思う人を見つけて観察してみましょう。
なぜ、あなたがその人のことを、雰囲気が良いと思ったのか、という視点で見ていくとその理由がわかっていきます。
それがわかり始めたら、その人をモデルにして、自分と重ね合わせ、同じような言葉を選択してみましょう。
また、モデルの人と同じ目線に立つ、同じものを持つなど、同じ環境を体験してみることもいいかもしれません。
その人の生活にもヒントが隠されているからです。
5−2.これまで心に響いた言葉をメモする
私たちが初めから日本語が上手に話すことができなかったのと同じように、これまで実践したことがない人が、いきなりポジティブな言葉を選択して会話をするのは簡単ではありません。
そこで、ポジティブな言語の単語帳を作ってみましょう。
あなたがこれまでの人生で心に響いた言葉や、勇気付けられた言葉の中には、ポジティブな表現が入っていたり、エピソードが必ずあるはずです。
なぜ響いたのか、そしてなぜ印象に残っているのか、そこから他の人にもかけられる言葉を抜き出して単語帳にしておく習慣をつけると、ポジティブな思考で日々を過ごせるようになります。
5−3.人の悪いところを口に出さない
今回お話をお聞きした経営者の方に共通していたことは、決して人の悪い所を口に出さないところでした。
過去の経験から学びを得たことがあればそのお話も聞かせていただく内容の質問をしても、詐欺にあったなどの事実は教えてくれたものの、その人を悪く言ったり、それ自体の話については事実のみにとどめ、感情に関わる内容は話されませんでした。
なぜ口に出さないのかを失礼ながらも聞いたところ、実際に口に出した言葉は、相手を通して自分にもかえっくるからということを多くに方が教えてくれました。
口に出した内容は脳が主語を認知せず事実としてインプットされるため、それを聞いた自分がネガティブになることを避けるようするのが良い気分を選択するための一番の方法なのです。
6.まとめ
いい気分を選択することは自身のパフォーマンスを極限まで高め可能性を引き出します。
今回はポジティブシンキングを引き出す方法とその重要性についてお伝えしました。
これまでネガティブだと感じていた方は、今日から少しでもポジティブな気分を選択できるように意識づけをしてみてはいかがでしょうか。
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